今日は久しぶり、漢方のお話
右膝が曲がらなくなって病院に行ったら
レントゲン検査の結果 骨や関節に大きな問題は無く
「膝の後ろに水が溜まっています」と診断された私
『じゃあ、水を抜くのかな?』と一瞬思ったけど、
ドクター曰く 「痛み止めのクリームを出しますから、それでしばらく様子を見てください」
あぁ、やっぱり昔と違って、今は水なんて抜かないのね と思って、
では是非漢方を、ということで、試したいと思ったのがこれ
薏苡仁湯(ヨクイニントウ)
湿痺(シッピ)と言って、 湿(余分な水分)が原因の痺れや痛みに効く漢方薬で
関節痛、筋肉痛に処方されます
まあ、もともと水は、冷やすために出来るようなので
多分、膝の何処かに炎症症状があったということなのでしょう
でも身体にとっては要らない水なので
雨の日や湿気が多い日になると症状が悪化します
基本的に、冷たい飲食や甘い物の摂り過ぎで胃腸の機能が低下し
余分な水分を排出できなくなった状態でもあるんですけど・・・
アッカンベーをしたら、舌の両脇に歯形が出来ていたので
確かに水分代謝が悪い状態になっていました
それで、ドクターに薏苡仁湯の処方箋をお願いしたけど
おおたかの森病院のリストには、ヨクイニンエキスしかなくて
ヨクイニンエキスはイボに使われる処方で
薏苡仁しか入っていません
そのドクターも「ヨクイニンは肌荒れに使う処方でしょ?」
と言って 薏苡仁湯の存在を知らなかったです
で「手書き(の処方箋)でお願いします」と食い下がったんだけど
漢方薬に興味の無いドクターだったから、却下
仕方ないから諦めて、友達ドクターに頼もうと思ったけど
今日は木曜で、友達のクリニックは休診日
ということで、自宅にある漢方薬を組み合わせて
なんとか薏苡仁湯もどきの処方を作ることにしました
ツムラの薏苡仁湯の生薬構成は
薏苡仁(余分な水分を排出する)
蒼朮(胃腸の機能を整え、余分な水分を排出する:クラシエは白朮)
麻黄(身体を温める、発汗する)
桂枝(身体を温める)
当帰(栄養を補う)
芍薬(栄養を補う)
甘草(気を補う、胃腸を整えるなど色々)
ということで、我が家にある以下の漢方薬を考えました
①ヨクイニン錠
生薬構成:薏苡仁
②麻黄湯
生薬構成:麻黄、桂枝、杏仁(咳止め)、甘草
③当帰芍薬散
生薬構成:当帰、芍薬、川芎、蒼朮、茯苓
以上 杏仁、川芎、茯苓は余分ですが
薏苡仁湯の生薬構成は確保出来たし
茯苓も要らない水分を排出する作用があるので
これで2-3日、服用して様子を見ようと思います
良くなるといいな