11月26日(土)朝日新聞夕刊の記事
大阪大学などの調査で
早期前立腺がんの放射線治療を受けた患者の半数が
根治に必要とされる放射線量を照射されていないことがわかったとか
早期前立腺がんは70シーベルト以上の放射線を照射すれば根治するそうですが
約400人を調べたところ、平均照射量は68シーベルトで
患者の半数以上が根治に必要な放射線照射を受けていなかったそうです
この理由としては放射線治療の専門家が不足しているからだそうで
専門家の育成が必要、と締めくくられています
しかし、70mシーベルトかと思ったら
その1000倍の70シーベルトも照射されてるんだ
す・ご・い・・・
まあ、現場でこういった治療実績が蓄積されてるから
この数値の線量なら、こういったダメージがあるとか
この数値の線量なら安全、とかがわかってるんでしょうね
こういう医師たちが、今の現状を憂いて
「1シーベルトの1000分の1の更に1000分の1にも満たない
0.数マイクロシーベルトレベルで大騒ぎする必要は無い」
って怒る気持ちはわからないではないな、と思いました
しかし、朝日新聞は、以前は
「今の放射線量は危険!」という記事ばかりだったけど
この頃は「心配は要らない」と言っている側の
意見も載せるようになってきたから、ちょっといいですね
報道は常に中立の立場であるべきだけど
もっともっと情報を集めて記事にしていけば
やがて正しい結論は見えてくるんじゃないかなと思います
放射線治療、半数が照射足りず 前立腺がん