『いい年齢になったから、そろそろ高級化粧品を使ってみよっかな~
』
なんて色気を出して、美容部員さんの説明を聞きながら
勧められるままに化粧水や乳液などなど色々取り揃えて、使い始めた私
で、最初はお肌がしっとり、スベスベになって、
『やっぱり歳をとったら値段の高いものを選ばなくちゃね』
なんて思いながら喜んで続けて購入して
更に良いものを、なんて感じになっていたのですが…
なんと、まぶたのところが赤くなってしまったのです
『でも原因は食べ物かも』と思いながら、
一旦化粧水も乳液もやめてみたら、赤味が無くなってきたので
『やっぱり基礎化粧品が原因だったのかなぁ』と思って
でもせっかく気に入って使ってきたから諦め切れなくて、
もう一度使ってみたら
またまたまぶたの一部が赤くなってきて、
更に顔の他の部分にも湿疹が出てきて
『はぁ~、やっぱりダメかぁ』とがっかりして
結局残りの化粧水や乳液を返品してもらうことにして
仕方なく、昔ながらの無添加の乳液を使うことにしたのですが
今度は高級基礎化粧品をやめても
まぶたと顔に出来た赤い湿疹が全然治らない
『え"~!どうしてェ~~~
』と焦る私
まあ、湿疹自体はファンデーションを塗れば目立たなくなるので
日常生活に影響は少ないのですが
困りました
ということで、漢方薬を試すことにしました
湿疹に効果がある漢方薬は以下の四つで、
それぞれ湿疹の状態で処方が違います
①
当帰飲子(とうきいんし)…
カサカサの乾燥した、赤くない湿疹
栄養不良、乾燥肌の状態
寒冷蕁麻疹、老人性湿疹
②
温清飲(うんせいいん)…
カサカサの乾燥した、
赤い湿疹
炎症を起こしている、乾燥肌の状態
冷やす処方なので、長期連用には向かない
③
消風散(しょうふうさん)…
ジュクジュクした、赤くない湿疹
栄養不良で、水分代謝が悪い状態(痒みが強い)
④
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)…
ジュクジュクした、
赤い湿疹
炎症を起こし、水分代謝が悪い状態(痒みが強い)
※
十味敗毒湯を服用する際には注意事項があります
それは「
瞑眩(めんげん、めいげん)」という作用
瞑眩は、身体内部の毒素を排出するため、一時的に湿疹が悪化する状態です
そのため、湿疹が服用前より酷くなります
けれど、更に飲み続けることにより、毒素が身体から排出され
最終的には湿疹が治る、ということです
湿疹の悪化が「瞑眩」なのか「誤治(ごち:誤った処方の服用)」なのかを
判断することは、素人には難しいため、基本的には
漢方医や漢方薬剤師の指導を受けて、服用することが望ましいです
けれど、仮に湿疹が悪化しても服用をやめればすぐに悪い状態は改善するので
西洋薬で起きるような薬疹とは区別して考えて、状態を見て欲しいと思います
服用の基準は、やはり味ですね
十味敗毒湯を飲んで、甘くて美味しければ大丈夫
不味かったら、症状に合っていないので他の処方を検討しましょう
ということで、私、①~④を全て味見をしたところ(笑)
④十味敗毒湯だけが甘くて美味しかったので
飲んで行こうと思います