今週は久しぶりに漢方の勉強会で
「不妊」について勉強してきました
今回の先生は西洋医学の知識がある方なので、病理についての話も多く
新しく知ったことが盛りだくさんで、結構衝撃的でしたので
皆さんに知ってもらいたいなと思い、記事にします
講義の内容を纏めると、以下のようになります
①女性は100~200万個の卵子を持って生まれきて、それ以上増えない
また卵子の数は年齢と共に徐々に減っていく
②初潮を迎える頃には30万個、20代、30代では10~30万個、
40歳近くでは2万5千個以下になる
③その後卵子の数は減少を加速し、十数年で1000個以下となり
50歳前後で卵子が無くなり、閉経を迎える
④妊娠により排卵が止まると卵子は減少しない
そのため、多産の人は出産してない人と比べ、同年齢で卵子の減少が少ない
⑤年齢を重ねるごとに卵子も老化するので、卵子の質も低下
染色体異常などのリスクが上がる
そして、20代では1回に1000個の卵子が成熟し
その中から1個の卵子が選ばれ排卵されるが
30代では1回に100個、40代では1回に10個と減少する
卵子の数、ご存知ですか /浅田レディースクリニック
いやいや、結構衝撃的な話ですよね
私は卵子というのは卵巣の中で作られていくものだとばかり思っていましたが
生まれた時からもう、増えることはないんですね
一方精子は精巣の中で作られていくため
男性は何歳になっても子供を作る能力があるのだそうです
産婦人科の基礎/卵子の成熟
そこで思い出したのが、私の子育て時代に聞いた話
私は長男を27歳、次男を31歳で産み、
同じような年齢の子を持つお母さんたちと仲良くしていましたが
20代で二人の子供を産んだお母さんたちがとっても元気で
35歳過ぎて、走り回る息子たちにヒィヒィ言ってる私たち30代後半の母親たちを尻目に
20代のお母さんたちは元気いっぱい子供たちを追いかけて、悪いことはビシバシ叱るし、
昨日あんなに走り回っていても、翌日も元気に子供たちを追い回していて
『やっぱり20代には勝てないなぁ』と思っていたものでした
その一方、35歳過ぎてようやくお子さんに恵まれたというお母さんもいて
その方は知り合った頃は40歳位だったのですが
お子さんに対する接し方が神様のように柔らかく優しくて
『20代と40代の子育てって、こんなに違うのねェ』と思って
40代で産むのもいいかも、なんて思ったりしていたのですが・・・
そんな中、知り合いのお母さんから
「女性は、20代で一人産んで、35歳までに産み終えた方がいいんですって」
と言われたんですよね
そして自分自身、35歳を過ぎると体力的にとってもしんどくなるので
確かに、産むことは何歳でも出来るかもしれないけど
『育てることは40代では辛いよなぁ』と思ったことを覚えています
でも、今回の講義を聞いて
やはり女性は20代で子供を産むことを考えながら生きていくべきなんじゃないかな
と改めて思ったのです
ではそのためにはどうしたらいいかといえば
やっぱり教育でしょうね
小学校、中学校のうちから、しっかり女性の身体のしくみを教えて
20代で子供を産んだ方がいい、ということを理解させて
10代、20代、30代をどうやって生きるか、を考えていくことが
後悔しない人生を歩んでいけるんじゃないかな、と思います
妊娠の前には当然、結婚が必要なわけだから
20代で妊娠を推奨するなら、当然20代での結婚も推奨されるわけで
そう考えると、10代から結婚を考えていかないと難しいんじゃないのかな
そして結局、これが少子化対策なんじゃないかと私は思うんですよね
「一億総活躍社会」なんて、全ての女性が外で働くことを想定した社会を推し進めているけど
それでは不妊の女性が増えて、人口一億人はどんどん減るばかりで
少子化は止められないでしょう
少なくとも外で働きたいけど、子供は欲しい、と思っている女性なら
こどもは20代で産み始めて30代で産み終え
その後、働き始めて、希望すればバリバリに働き続ける
そういう社会を築いていかないと、日本人がどんどん減って
移民ばかりを増やしていかなくちゃいけなくなり
日本が日本ではなくなっちゃうと思うんですよね
そして、別に外で働かなくても
「子供をたくさん産みたい」とか「子供を自分でたくさん育てたい」
という女性たちも応援する社会にもなって欲しいなと思います
女の子を持つ若いお父さん、お母さんたちには
是非この卵子のことを理解して、お嬢さんたちに知識を広め
小さい頃から、結婚や出産のことを考える女性に育てて欲しいと思います