先輩たちのたたかい

東部労組大久保製壜支部出身
https://www.youtube.com/watch?v=0us2dlzJ5jw

【インタナショナル】詩ウジェーヌ・ポティエ

2021年11月06日 20時00分01秒 | 闘いの歌・唄など

"Land and Freedom" - La Internacional 

 

A Internacional Socialista en galego

 

1871年3月18日~5月28日パリコミューンに参加した詩人ウジェーヌ・ポティエが、
仲間たちが敵に虐殺され、弾圧が続いた6月、
パリの街に身をひそめて書いた「インタナショナル」の詩。

【インタナショナル】

さあ 最後のたたかいだ
おれたちは集まろう――明日(あした)
インタナショナルは
人類のものとなるだろう

立て この世の地獄におちた者たち!
立ち上がれ!  飢えはてた徒刑囚(もの)たち!
理性は 火口の中で 怒りとどろく
いまこそ 最後の噴火だ 爆発だ
古い過去をぶちこわし 投げ捨てよう

立て!  立ち上がれ!  奴隷のむれよ
世界は 根もとから変わるのだ
無一文のおれたちが すべてを握るのだ

神も皇帝(シーザー)も あの三百代言も
けっして おれたちを 救ってはくれぬ
生産者よ おれたちは 自らを救おう
共同の救いを 要求し かちとろう
泥棒どもに 盗んだものを吐き出させ
牢獄から 指導者を救い出すため
おれたちは鍛冶場のふいごに風を送ろう
熱いうちに 鉄を 鍛えあげよう

国家(くに)が抑えつけ 法律がいんちきをする
税金が 貧乏人の血と汗を絞りとるのに
金持らには なんの義務も 課せられぬ
貧乏人の権利とは 絵に描いた餅だ
圧制に苦しむのは もうたくさんだ
平等は ほかの法律を 要求するのだ
平等は言う 「義務のない権利などはない
仲間たちよ 権利のない義務などない」

醜悪を重ねて 成り上がり のし上がり
いまはとくめく 鉱山王や 鉄道王ども
かれらは ひとの労働を盗みとるほか
いったいいままで 何をしたというのか
このいんちきな 一味の 金庫の中に
労働が働き出した成果は 消えてしまった
それを返せと 人民が要求したとて
当然 受け取るべきものを要求したにすぎぬ

王公どもはおれたちに 煙りを食わせた
おれたちは手を組んで 暴君どもと闘おう
軍隊の中でも ストライキをおっ始めよう
鉄砲を逆さにかついで 隊列を乱してやろう
あの血も涙もない将軍どもが 飽くまでも
おれたちを英雄に 仕立てようとするなら
その将軍どもにこそ 向けられているのを

労働者たちよ 農民たちよ おれたちは
おんなじ働く同志の 偉大な党だ
大地は 耕して働く 人民のものだ
働かぬのらくら者は よそへ行くがいい
そうすれば みんながたらふく食える
もしも あの鴉(からす)ども 禿鷹(はげたか)どもの類(たぐい)が
ある朝 この世から消えてなくなれば
この世にゃ いつも 太陽が輝くだろう

さあ 最後の たたかいだ
おれたちは集まろう――明日(あした)
インタナショナルは
人類のものとなるだろう

「パリ・コミューンの詩人たち」より


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