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映画『夢のアンデス』予告編
アジェンデ 最後の演説 チリ・クーデターSalvador Allende ultimo discurso (日本語字幕付)
岩波ホールで映画「夢のアンデス」をみました。壮大なアンデス山脈からチリ弾圧と不屈な民衆の闘い、しかも今なお新自由主義と闘う民衆の「チリの闘い」は続いています。
ピノチェトのクーデター、アジェンデが殺された時の最後の放送など、あの当時の若い私たちにこのニュースは衝撃的でした。まわりの先輩たちも大きなシヨックを受けて顔色を変え「やはり選挙だけでは権力はとれないのか」など真剣に討論していたことを思いだします。私は、「一部の労働者の反革命ストライキ」に驚いていました。
もう一つの9.11。1973年9月11日、チリ・軍事クーデター。世界で初めて選挙によって選出されたサルバドール・アジェンデの社会主義政権を、米国CIAはピノチェト将軍をそそのかし、軍隊で首相官邸を襲撃し、アジェンデを殺し政権を奪い市民や学生をねこそぎ投獄し、3000人を超える(実際はその何倍もの)市民を殺しました。75年がベトナム全面勝利ですから、こりずに南米でも暴挙をやるろくでもないアメリカです。
19年間も独裁を続けたピノチェトは、また世界で初めて、米シカゴ学者を導入して新自由主義に基づく経済の自由化を推し進めます。新自由主義は、チリ社会に激しい格差と差別を生みだし、国の主要産業である銅の採掘は今ではほとんどを多国籍企業が担っています。チリの民衆の闘いは不断に続きます。
今一度、あの大作ドキュメント映画 『チリの闘い』 をみなくてはと義務感のような思いが生まれてきました。
映画『夢のアンデス』公式サイト
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ドキュメント映画 『チリの闘い』 11月3日(水・祝日)三部作一挙上映(岩波ホール)
第一部『ブルジョワジーの叛乱』、第二部『クーデター』、第三部『民衆の力』
263分の大作 三部構成のドキュメンタリー映画。
11月3日岩波ホール
<時間割>
12:30~ 第1部
14:30~ 第2部
16:30~ 第3部
映画 『チリの闘い』 予告編
『サンチャゴに雨が降る』予告編
「サンチャゴに雨が降る」(前編) RAIN ON SANTIAGO
https://www.veoh.com/watch/v15480813tdctxDeg
「サンチャゴに雨が降る」(後編) RAIN ON SANTIAGO
https://www.veoh.com/watch/v15481488mxy7d33e