おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

昨夜の読書「異教の隣人」と「甲州赤鬼伝」

2018-11-21 10:35:59 | 読書
図書館は月曜日がお休みのため、火曜日の昨日予約していた本2冊を借りてきました。
1冊は「異教の隣人」という本で、関西地区には数多くの他国の宗教寺院があるそうです。
その宗教寺院を仏教専門家と編集者が回って会談してきた話です。
関西人が作った本ですから肩も凝らずにスーッと読めました。
イスラム教寺院、ジャイナ教、ユダヤ教、台湾仏教、シク教、ベトナム仏教、ヒンドゥー教、韓国キリスト教、ブラジル教会、コプト正教会、正教会と多種多様な宗教がまるでごった煮状態で仲良く住んでいるそうです。
若者もたくさん集まってくるし、それぞれの宗教は大変元気がいいです。
日本の宗教があまり元気がないのと大きな違いです。
今の日本の仏教界も何故異教が元気なのかについて勉強すれば、そこに日本の宗教が元気になるヒントがあるように思えました。
彼ら曰く、日本は治安が良くて異教徒にも寛容だそうです。
関西でもサリーをつけていると大阪では上から下までジロジロ見られるけど、京都や神戸ではそんなことはないとか。
同じ関西人でも大阪人と京都人、神戸人で気性が違うことがよく分かります。
また、日本人が知らない異国の宗教について学術的ではなく、分かりやすく書いてあり勉強になりました。
もう1冊は、今注目している作家のデビュー作です。
2作目が良かったので読んでみたのですが、アメリカ映画のどんぱちの多いB級映画的な内容でちょっと期待はずれ。
次回作に期待ですね。