ある時悪魔の軍団が仏陀の肉を食べようとやって来たが、仏陀を殺すことができなかった。仏陀のところにやって来ると、逆に悪魔たちは悟りを開き、仏陀の弟子に変わってしまった。
この物語は、光が常に暗闇より強いことを示している。光には実体と存在があるが、闇はただ単に光がないだけの状態なのだ。そして存在しないものが、存在するもの以上に強いことなどありえないのだ
私たちは自分につきまとう悪魔を滅ぼさねばならない。悪魔とは現在の瞬間から生命力を吸いとってしまう、ぐずぐずと古くから尾を引いている恐れだ。自分を弱くて価値ないものとしている過去からの自己イメージを食いつくしてしまわなくてはいけない。そのどれもが真実ではない。夜明けの光りに照らされた時、幻影は辺りに消散せざるを得ない
私たちは、思っているよりもはるかに悟りの道のりを来ている。恐れの声は、何も前進していないと言うだろう。だが、不足感から出てくる言葉に気をつけるのだ。幻影を追わず真実を認めよ。
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