るるの日記

なんでも書きます

時代に刺激され変化した武士道

2021-05-25 13:47:58 | 日記
武士道は知識のための知識を軽視した。「知識は目的ではなく、智恵を得る手段である」とし、その目的に到達することをやめた者に対しては「求めに応じ詩歌や格言を作りだす便利な機械。それ以上のものではない」と見なされた

このように源泉が何であろうと、武士道がそこから吸収し自己のものとした基本原理は数少なく単純。だとしても最も不安な日々にあってさえ、人生の安全な通行手形たるに十分

武士道の基本原理は、武人の祖先たちの、健全であっても洗練さに程遠い気質。その断片的教訓の束から、十分な糧を武士道に持ちこんだ

時代の要請に刺激され、それらの束から新しい独特な男らしさの型を作り上げた

16世紀中葉、日本は混乱し蛮行にたち戻った武士道は、まったく戦闘的かつ反抗的。各自の正当防衛の必要性は精力的な進取の気風は、即座の決断力と忍耐力を持つ人間を育てあげた

武士道と神道・孔子・孟子

2021-05-25 13:20:23 | 日記
■神道の自然崇拝は、国土というものを心の底からいとおしく思われるような存在にした。神道の先祖崇拝は、次々と系譜をたどることによってついには天皇家を民族全体の源とした

国土とは土壌以上のもの。そこは祖先の霊の神聖な住みか。すなわち天皇はその身に天の力と慈悲を帯び、地上に肉体を持った、天上の神の代理人。その天皇は日本国土に住まわれる

神道の教義は、日本人の感情生活を支配している愛国心と忠誠心をあわせ持つ。神道はその用語の曖昧さゆえに、論理的思考を持った人たちから見れば混乱していると考えられる。神道は哲学、合理的な教学を必要としていない

神道が体現している種族感情は武士道に対して主君への忠誠心と愛国心を徹底的に吹きこんだ。これは教義というより、推進力として作用した

神道は信者にほとんど何の信仰上の約束事も規定しなかった。そのかわり直接で単純な形の行為の基準となる形式を与えた

■道徳的教義に関しては「孔子の教え」が武士道の源泉(支配階級であった武士にとってふさわしいものだった)。君臣、父子、夫婦、兄弟、朋友関係は、彼の書物が中国からもたらされる以前から日本人本能が認知していた

■孟子の書は、封建秩序にとって危険、破壊的作用をもたらすと考え長い間、禁書とされた
人民生権的理論

武士道と宗教

2021-05-25 12:49:48 | 日記
仏教と神道が武士道に与えたもの

仏教は武士道に、運命に対する安らかな信頼の感覚、不可避なものへの静かな服従、危険や災難を目前にした時の禁欲的な平静さ、生への悔蔑、死への親近感などをもたらした

剣術の師匠は一人の弟子が自分の技の極意を習い覚えてしまったのを見るや言った「私の指南はこれまで。後は禅の教えに譲らねばならぬ」
禅は沈思黙考により、言語表現の範囲を越えた思考の領域に到達する人間の探究心を意味する

その方法は黙想
その目指すところは森羅万象の背後に横たわっている原理であり、できえれば「絶対」そのものを悟り、そしてこの「絶対と己自身を調和させる」こと。この「絶対」を認識しえた者は、世俗的な事柄から目を脱落させ「新たなる天と地」を自覚する

仏教が武士道に与え得なかったものは、神道が十分に提供した。主君に対する忠誠、先祖への崇敬、孝心、忍耐心がつけ加えられた

原罪という教義が入り込む余地は全くない。人間の魂の生来の善性と、神にも似た清浄性を信じ、魂を神の宿る至聖のところとして崇拝する

一枚の鏡が神具の主たるもの。鏡は人間の心の象徴。心が完全に落ち着き清明であるとき、そこには神の姿を見ることができる。輝く鏡の面に己自身の姿を見る
参拝という行為は、いにしえのデルフィの神託、「己自身を知れ」に通じる

武士道・過ちから生まれる美徳

2021-05-25 12:20:38 | 日記
■武士道
武士が守るべきものとして要求され、あるいは教育を受ける道徳的徳目作法。それは口伝によるか、著名な武士の筆によるいくつかの格言により成り立っている。時には語られず、書かれることもない作法。人々の心に刻み込まれた掟
武士道は封建制の時代に自覚された

■侍
護衛従者
特権的階級
その地位を戦闘によってあがなった。もっとも男らしく、もっとも勇敢な人々の間から自然に選り抜かれた者。臆病者やひ弱な者は取り除かれた

■多大な栄誉、特権およびそれに伴う義務を持つようになると、行動様式についての共通の規範の必要性を感じた
いつも戦闘を交える立場、また異なった武士団に属す自分が不始末をしでかした時の最終判断のための何らかのよりどころを持たねばならなかった
戦闘そのものは攻撃的であり、防衛的なこともある。しかし戦闘が残虐で錯誤に充ちているとしても、その過ちの中からでさえ美徳が生まれる



身体を大切に

2021-05-18 15:47:06 | 日記
深い呼吸
肩の力を抜く
背筋を伸ばす
あごをひく
脳内麻薬
ストレッチ
ヨガ
足裏感覚
発声
言葉を使いこなす
センター

姿勢は神経回路を左右する
垂直(センター)と水平(左右対称)をきちんととる
そこに最初から絶対ある位置、身体の中心をつかみ、スッとはいる