■初期の洗濯
古代人は水辺で沐浴し、衣類を洗って、宗教行事に参加した。衣類の清浄は信仰と一致した
■洗剤
はじめは水だけ
しだいに汚れを落とす効果のある
※灰汁
※サイカチ、
※ムクロジなど果皮の煎汁
※米糠
※米の磨ぎ汁
などが用いられた
■石鹸は16世紀半ばに伝来
はじめは医療用に使われた
やがて洗濯業者の間に、汚点抜き用秘薬として用いられた
明治10年以降、石鹸が洗剤として一般に使用されるようになった
■洗濯法
古くは水辺で叩き洗い、足踏み洗い
平安期には井戸端で洗うようになり、タライが出現してからはタライにしゃがみこんで手揉み洗いをするようになった
■アイロン
布を板に張ってシワをのばした
鎌倉期の終わり頃には伸子張という、布を張る道具ができた
江戸時代中期には、長崎にアイロン仕上げ法がはじまり、明治に洗濯業者に浸透した
■洗濯機
大正に入ると、手回しの洗濯・脱水機が業者で使用されるようになり、固形石鹸から粉末石鹸への使用が増加した
昭和30年、電気洗濯機が家庭の必需品となり、合成洗剤の生産もされた
■ドライクリーニング
日本では明治39年、白洋舍によって開発され、今日の基礎が築かれた