昭和20年9月19日
台風から2日たった。県もようやく体制を整えて災害の実態調査を始めた。県庁の土木部の職員が台風の気象データを調べていた。呉市、広島の西の大野町、宮島町では大規模な山津波が発生し多数の犠牲者がでた。
鉄道
山陽線、呉線、芸備線、可部線、福塩線が各所で流出、埋没、崩壊などでズタズタになり復旧の見通しさえ立ってない。
通信線
ケーブル流出するなど無数の被害を受け、広島周辺では生きた回線は全く残っていなかった。
台風災害の全貌がおぼろげながらわかってきた
この日夕方、台風の夜以来2日ぶりに電灯がつき、ラジオを聞くことができるようになった。
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