昭和20年9月17日午後広島
雨は時折ザーッとあたり一面白く光るほど強く降ったかと思うとピタリと小降りに。台風前触れ特有の降り方になる。風7.8メートル、気圧の下がり方は顕著
午後2時台風の位置は九州薩摩半島すぐ南に接近。進行方向北北東。時速35キロで少し速くなっている。中心示度720ミリ(昭和20年のヘクトパスカルか🤔)
各地の気象台、測候所から入電した観測データによって中央気象台が天気図を作成し、台風の勢力や進路予想をまとめるまでに1時間から1時間半。それを電文にしてトヨハタの無線放送にのせ、各地の気象台に伝えると、観測地点から2時間以上の時間のずれが生じる
しかも台風が接近して暴風雨域に入った地方からは、通信網が途絶してデータ入電しなくなる
もっとも重要な台風中心付近のデータが0になるから、中心示度は遠方の気圧傾度から推測する。「中心示度720ミリ以下」という中央気象台の発表はそうゆう推測値。実際はそれほどでもないか、それとももっと低い、つまり勢力の強いものなのか正確なところはわからない
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