るるの日記

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平家物語・座主流し「伝教大師の予知・未来の座主の名字を記してある紙がある」

2022-02-25 06:19:48 | 日記
流刑を定められた
前天台座主明雲大僧正という人は
村上天皇第七皇子の具平親王から
六代子孫の大納言・源顕通の子
またとない大徳のある方
天下第一の高僧
四天王寺・六勝寺の別当を兼ねる
しかし陰陽師安倍泰親が申すには
「明雲と名乗るのはわけがわからぬ。上に日月の光、下に雲」

1166年2月20日、天台座主になる
3月15日、中堂の宝蔵を開かれると箱がある。座主がその箱を開けて御覧になる。黄色の紙に書かれた文が一巻あり、伝教大師が未来の座主の名字を前もって記しておかれたのである。自分の名のある所まで見て、それから先を見ず、もと通りに戻しておかれるのが常である。明雲もそのようになさった尊い人なのに
前世の行為の報いを免れないのか


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