い・ち・に・ち

今更だけどいつも思っていた事

心音7

2022-04-25 14:08:04 | 心詩(+1)・心色・続く心音

自分だけが知っているひとりと

他の人が知っている自分

嘘と本当を分ける手立ては無く

曖昧な判断がその時を決める

時にはヒロインのごとく

文章で書き残したとしても

女神の領域だったりするし

時には捨て去りたい

邪悪な影を背負う日もある

 

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心音6

2022-04-24 15:01:22 | 心詩(+1)・心色・続く心音

暑くない日は力仕事をする

モデルルームを頭に置いて

快適な空間を望みながら

移動は片付けにならないと

潔い断捨離を夢見たのに

宝箱を開けたかのような

思い出の中の自分と出会う

進まない捨てられない

一回り小さな宝箱が出来あがり

一応の満足でふたを閉めた

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心音5

2022-04-23 13:42:30 | 心詩(+1)・心色・続く心音

遠い昔の恋文のように

このきれいな景色を一緒に見たい

美味しいものを並んで食べたい

月の光より輝くその笑顔を見つめ

なんて

映画のセリフでしか聞けないような

小説の一場面を描く春の去り際

目の前に並べられた淡色の写真が

苦い涙を全部溶かして

深い心の悲しみに静かに届いた

 

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心音4

2022-04-22 13:34:26 | 心詩(+1)・心色・続く心音

ぶっつけ本番アドリブだけの場面は

本音だらけだろうか

上手く言葉にならない

途切れ途切れの寄せ集めだろうか

相手によって変わる

場所も時間もその時の体調さえ

微妙な違いを隠し持つ

見分けることも見極めることも

自分だけの不確かな選択が続く

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心音3

2022-04-21 13:41:04 | 心詩(+1)・心色・続く心音

一瞬にして成るもの

コツコツ積み上げて

痛みも辛さも経験して

それでも立ち上がり掴み取る

そんな物語を書き上げたくて

壮大とは言えない小さな人生を過ごす

平坦なだらだら坂にも

花は咲き木陰は揺らぎ

つまずく石も転がる

坂の上に広がる風景の中に

羽ばたきの姿が一瞬を成す

 

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