い・ち・に・ち

今更だけどいつも思っていた事

心詩49

2022-12-26 15:26:26 | 心詩(+1)・心色・続く心音
見た目に清潔感を望むなら
やはり最後は自分自身

毎日のちょっとした気配りで
生活空間の快適さを保っていたけど
やはり年末
いつもより整理整頓掃除まで
ひとつ片づけると隣が目立つ

宝探しより念入りに
迷路の隅から開かずの扉まで
地図は無くても
気になり始めたらキリがない
ホコリも汚れも敵とみなす

広さも色さえ変わって見える空間になり
息を吹きかけ磨き上げた鏡に映る
最後の砦
迎えるために会いたい気持ちで
真っ新な自分を仕上げる

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心詩48

2022-12-25 15:22:44 | 心詩(+1)・心色・続く心音
ないしょ話みたいに
ころころと心に落ちてきたから
何をささやいたと言うよりも
その声の響きで心が揺れた

空気が冷える音さえも
聞こえてきそうな夜
部屋の明かりも温度を放ち
暖か色に染まってる

ねぇ何を言ったの?
何を伝えたかったの?
ふっと笑った口元が
すべてを心に教えてくれた
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心詩47

2022-12-24 15:34:11 | 心詩(+1)・心色・続く心音
低い風が横切ったので
影の高さが変わった

眩しさの中黄昏て行く記憶
背中を丸めた後ろ姿に
善悪の戒めを貼る

ネタばらしの推理小説より明確に
両極端の結末を見せながら
夢の中へと誘う

上と下
天国と地獄
善と悪

その時の目線の高さで変わるのだろうか
しゃがんでも立ち上がってもいいのだろうか




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心詩46

2022-12-23 16:21:11 | 心詩(+1)・心色・続く心音
時間配分は上手い方だと思ってた
師走も年の瀬も寒いことぐらいで
学生時代のそれとは別物であり
いつもより多い
やるべき事行くべき場所など
同じ24時間の中に上手く収めていた

今日もひとつ仕事が増えていたけど
押せ押せの気分で圧縮して
日常の動きに影響はないはずだった
なのに心は
少しの焦りと不安が渦巻き
もう一度ある多忙な時間に

なぜか詩を記している
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心詩45

2022-12-22 15:51:51 | 心詩(+1)・心色・続く心音
寝ても覚めても
一番見えていないのは自分だと知る

おはようの挨拶に安堵して
手を振る出発に空を見る

そこにあるのが笑顔だったら
たとえ一日会えなくても
心の中は元気に過ごせる

ガラス張りの建物も無く
やっと映る自分の姿は
顔を向ける姿かたちだけ

鏡に映る反転の顔さえ
一番見る時間が少ないのだから
たまには素直に仰せの通りに
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