い・ち・に・ち

今更だけどいつも思っていた事

心季12

2025-02-23 19:42:22 | 心季
今日の寒さに身を縮め
小さくなった心にも
ほんわり明かりが灯ればと
いつかの昨日を探し出す

年単位の昨日には
奥深くしまったものもあるけれど
記憶のカケラのしおりがある

虹より多い色を付けても
遠くなれば思い出もあせる
セピア色のやわらかさで
形よりも気持ちをのぞく

明日になれば今日も昨日
たとえ小さな明かりでも
今を照らす光になりたい


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心季11

2025-02-22 19:25:35 | 心季
組み合わせが無数でも
無限ではない限り
同じ に会える

奇跡的に出会えたら
あいさつから始めよう

同じだから
言わなくてもわかる
心が通じ合う

けれどいつか
そこに風が吹いた時

違う高さで感じたら
違う温度を感じたら

瞬間消える同じの定義
そこには無限が存在した
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心季10

2025-02-21 16:47:16 | 心季
気まぐれなのか
自由なのか
それとも
流されいるだけなのか

逆らうことは知らされず
従うことを良しとしたら

素直だとか
純粋だとか
やさしい言葉を与えられ

平均台を難なくこなし
バランスを取りながら
周りの空気に溶け込んだ

少ししゃがみこんだ時
あたたかな大地を見つけよう
花や草木に出会ったら

そこからまた歩いていける
そこからまた歩いていきたい

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心季9

2025-02-20 16:39:11 | 心季
便利さが忘れさせたもの
もう一度心に問うこと

答案用紙なら
あれほど真剣に見直したのに
せかされるままに
ありきたりの言葉を送った

温度を添えられない分
少し冷ややかに伝わる言葉は
例文そのままに
間違いはないとしても

整然と並ぶ直立不動の
お手本の文字には
何かが足りない
置いてけぼりの心が残る


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心季8

2025-02-19 16:38:38 | 心季
風が連れ去る雲のように
形を変え流れを変えて
時が進んで行く

長すぎた知らない時間
青春の言葉通りの
大人未満の中間地点

離れていた距離も歴史も
ワープした不思議を知る

約束もないままに出会い
次の約束のアドレスを知り
声を聴き姿を焼き付けた

こんなに簡単に
こんなに単純に
触れ合える心がある事

うれしくて
たのしくて
待ち遠しくなる
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