🎥 ドラゴンボール超スーパーヒーロー
2022年製作
上映日:2022年06月11日
製作国:日本
上映時間:99分
ジャンル:アニメ
配給:東映
≪解説 あらすじ≫
2022年6月11日に公開の東映アニメーション制作による日本のアニメーション映画。アニメ『ドラゴンボール』シリーズの劇場版第21作目(『ドラゴンボール超』としては第2作目)。前作『ドラゴンボール超 ブロリー』(2018年12月公開)から3年半ぶりとなる劇場公開作品。キャッチコピーは「レッドリボン軍 超極秘作戦、開始!」「鳥山明 渾身の、超バトルアクション誕生!」。前作『ブロリー』と同様に原作者の鳥山明が脚本とキャラクターデザインを務め、監督は前作『ブロリー』でも制作に携わった児玉徹郎が努めている。ストーリーは前作『ブロリー』以降の物語で、今作のパンの年齢が3歳に対して原作最終回では4歳なので、原作最終回にあたる第28回天下一武道会の1年前ということになる。『超』の漫画版で展開されている「生残者グラノラ編」より後なのか否かは当時連載中だったため伏せられていたが、本作のストーリーを扱った「スーパーヒーロー編」はその続きとして描かれているため、本作が「生残者グラノラ編」よりも後の時系列であることが確定した。漫画版の「スーパーヒーロー編」はトランクスと悟天を主役としたエピソードから始まり、本作の前日談を描いた後に本編の内容へと移行した。当初は2022年4月22日に公開予定であったが、3月6日に、製作元の東映アニメーションの社内ネットワークへ第三者による不正アクセスがあったことが確認され、同月11日にこれを受けて社内システムの一部を停止したことにより、スケジュールに変更が生じることが公式サイトで発表された。これに伴い同月18日に公開延期を発表。4月14日、同年6月11日に公開することを改めて発表。
かつて孫悟空という一人の少年に壊滅させられた悪の組織・レッドリボン軍。その組織の総帥であったレッドの息子であるマゼンタは、亡きレッドの意志を継ぎ自身が立ち上げたレッド製薬という会社を介して、レッドリボン軍復活のための資金を集めていた。マゼンタは新生レッドリボン軍の最終目標である世界征服の障害となる悟空に対抗すべく、以前レッドリボン軍に所属していた天才科学者・Dr.ゲロの孫であるDr.ヘドと接触し、新たなる最強の人造人間の開発を依頼する。ゲロに比べ、良心を持ち合わせているヘドは当初「レッドリボン軍が掲げる世界征服には興味がない」と突っぱねるが、マゼンタは「孫悟空とその仲間は圧倒的な力で地球を手中に収めようとする凶悪な宇宙人」「世界最大の企業であるカプセルコーポレーションのブルマが一味の黒幕」「カプセルコーポレーションは宇宙人から提供された技術を流用して、密かに地球の支配に協力する極悪な組織」という嘘を吹き込み、「自らの手で正義のスーパーヒーローを作り出すこと」を目標にしていたヘドは、利害の一致を見てレッドリボン軍から資金提供を受け、最強の人造人間の開発に着手する。半年後、かつて大魔王として世界を震撼させたナメック星人・ピッコロは自身の1番弟子である孫悟空の長男・孫悟飯とその妻・ビーデルに代わり、彼らの娘であるパンに修行をつけていた。一通りの修行を終え、幼稚園への見送りを済ませた後、学者として研究にのめり込み自分の娘のことすら疎かになっている悟飯を叱咤する。帰宅後、ピッコロは突如、自らを「スーパーヒーロー」と名乗る謎の人造人間・ガンマ2号の襲撃を受ける。自分の実力を遥かに超える2号の力に危機感を覚えたピッコロは、その正体を探るべく自らの死を偽装して帰還する彼を尾行し新生レッドリボン軍基地へと潜入し、秘密基地の場所および主要人物、軍の目的、そして恐るべき破壊兵器を開発していることを知る。新たな危機を予感したピッコロは戦力の集結を計るため、破壊神ビルスの星で修行している悟空と彼のライバルであるサイヤ人・ベジータをすぐに呼び戻すようブルマに依頼するも連絡がつかない。更に魔人ブウは長期休眠中、人造人間17号と18号はヘドに弱点が暴かれている恐れがあった。悟飯も長らく実戦から離れて学者業に没頭していたため、この危機に対抗できるのは自分しかないと考えたピッコロは、地球の神・デンデの提案でドラゴンボールを用いて自分の潜在能力を引き出し、再びレッドリボン軍へ潜入する。悟空とベジータの所在は未だ掴めていなかったことで、悟飯が最初のターゲットに選ばれ、パンを誘拐して彼を秘密基地までおびき寄せることを画策。ピッコロはこの誘拐に自分が参加し、先んじてパンに事情を話して狂言誘拐を計り、娘を人質にされた怒りで悟飯を再び戦士として覚醒させることを思いついたのであった。レッドリボン軍の秘密基地に到着した悟飯はガンマ1号と交戦。初めこそ劣勢だった悟飯だが、パンを人質にされた怒りでかつて老界王神に引き出してもらった潜在能力を再び解放し1号を圧倒する。危機感を覚えたレッドリボン軍は2号も戦闘に参加させようとするが、潜入していたピッコロが正体を表して2号と再び対峙する。 戦闘の最中、双方に誤解があることに気付き誰が真の悪を悟った1号と2号は戦いを中断、ヘドもまた自分がレッドリボン軍に騙されていたことを知る。だがガンマたちの劣勢に失望したマゼンタはこの隙に逃亡、まだ調整の済んでいない最恐の人造人間・セルマックスを強引に目覚めさせてしまう。マゼンタの行動はヘドに阻止されたが、時遅くセルマックスは復活。悟飯たちはブルマが連れてきた助っ人であるトランクス、孫悟天、18号、クリリンと基地で経過を見ていたが、1号と2号によりセルマックスを止めなければ地球が危険だということを伝えられ、セルマックスを破壊すべく共闘する。圧倒的な力を誇るセルマックスに戦士たちは次々と倒されていく。ガンマ2号は自らの命を全エネルギーに換えて弱点である頭部を狙うも左腕でガードされ、左腕は粉砕するが頭部への攻撃は防がれてしまう。ピッコロにより悟飯の最大の一撃をトドメとする作戦が提案され、他の戦士たちは総攻撃を続けるが頭部にひび程度のダメージしか与えられず、戦士たちは一人ずつ倒れていく。 残ったピッコロは一人抵抗を続け、悟飯が攻撃できるだけの隙を作ろうとするも遂にセルマックスに敗れ倒されてしまう。それを目撃した悟飯は怒りにより更なる変身を遂げ、セルマックスを圧倒する力を発揮、怯えたセルマックスは攻撃を仕掛けるが悟飯は余裕の笑みを浮かべる。その際に再び立ち上がったピッコロがセルマックスの拘束を計ると同時に悟飯への最後の一撃を呼びかけたことで、悟飯は離れた距離からでも目視できる大量の気を収束させて魔貫光殺砲を放つ。セルマックスは怯えて空中へ逃れようとするがピッコロの拘束によりそれは叶わず、最後の抵抗として小惑星サイズまで展開したエネルギーを凝縮した次元も歪めるエネルギー弾を放つ。魔貫光殺砲との衝突は次元の壁を幾重にも破る威力を見せ、更には頭部の破壊に完全に成功、遂にセルマックスを打ち破る。 その後セルマックスの大爆発により新生レットリボン軍基地は跡形もなく消滅した。騙されていたとはいえ、悪の組織であるレッドリボン軍に加担していたヘドはガンマ1号と共に警察へ自首しようとしたが、ヘドの研究に興味を持ったブルマが2人をカプセルコーポレーションへ迎え入れることを提案、ピッコロたちも同意する。そして、この一連の騒動の中で舞空術を使いこなせるようになったパンが空を飛び回りながら、物語は幕を閉じた。
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★★★☆☆
●いやあ、前作のブロリーより、ストーリー性も高くて、孫悟空とベジータを参戦させていないところが、スト
ーリーを成立させている。悟空やベジータが来てしまっては、すぐに終わってしまいそうだからね。どこかで
悟空とベジータを戦わせておいて、地球上では、レッドリボン軍が復活して、人造人間で、またまた世界征服を
狙うという。まあいつものパターンですけどね。