「腹八分目」という言葉はよく聞く言葉かと思いますが、もともとは江戸時代のお医者さんであった貝原益軒氏が書かれた「養生訓」に書かれていたものだそうです。
ヨガの教訓には、「腹八分で医者要らず」「腹六分で老いを忘れる」そして「腹四分で神に近づく」というものがあるといいます。
腹六分目の生活が細胞の老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示唆されています。
一日三食が当たり前になっている人にとっては、腹八分目でも足りないと感じるでしょう。
そうなると腹六分目なんて・・・大変ですよね。
年齢を重ねるごとに食べる量も少なくすべきだと思うのですが、なかなか身に付いてしまった習慣を変える事は難しいものです。
若返り遺伝子をうまく働かせるためのポイントの1つは、お腹がすいたからといって、すぐに食事はせずに、30分~1時間の空腹時間を保ってから食事をすることだ」と言います。
近年の科学研究は、腹六分目の実践がもたらす健康上の利点を裏付けています。
例えば、適度なカロリー摂取は体重管理に有効であり、肥満や2型糖尿病などの生活習慣病のリスクを低減させることが明らかにされています。
また、過食を避けることは、消化器系の負担を減らし、長期的に見て代謝機能の改善につながります。
これらの科学的発見は、腹六分目が単なる伝統的な知恵でなく、現代人の健康維持にも役立つ実用的な方法であることを証明しています。
食事の量を適度に抑えることは、無駄な食材の購入を減らし、結果として食費の節約にも繋がります。
また、健康が向上すれば、病気にかかるリスクが低下し、医療費の節約にも貢献します。
このように、腹六分目は財布に優しいだけでなく、健康を長期的に維持することで、経済的な自由度を高める効果も期待できます。
最近「ファスティング」という健康法を聞いたことはないでしょうか?
モデルやスポーツ界などから注目を浴びているといわれる健康法で、いうなれば「断食」「少食」のこと。
「ファスティング」を一流のできる男たちが実践していると主張しているのが『できる男は超少食』(船瀬俊介/著、主婦の友社/刊)です。
本書では一日一食、腹八分目を推奨しています。
また、夜8時以降は食べないようにして、夜10時には就寝します。
「そうすれば朝からバリバリ働くことができるはず。
ただし、体がフラフラしたり、不調だと思うときは無理をしないようにして、ちゃんと食べるようにしましょう。」と。
「ファスティング」をしても脂肪が減るだけで、筋肉はあまり減らないとの事です。
そして、著者によれば「神に近づく」とは、「心身の機能が高まり、最高度に達する」ことを意味するそうです。
神は私には一寸遠すぎます。
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