人間は本来、自分のケガや不調を自分で治す力を持っている。
私たち人間は、けがをしても時間が経てば自然に治りますし、風邪をひいても休んでいれば自然に治る。
この自然に治る力のことを自然治癒力と言う。
自然に治るということは薬や手術に頼らないでも治るという事。
昔は古くからの言い伝えによる薬草や針灸などで直していた。
その後、西洋医学が紹介され医療もより細分化されていった。
その間、総合的見地から医療をする東洋医学は脈々と伝えられてきた。
今では心療内科などを中心に東洋、西洋に関わらず人間をトータルに看て、自然治癒力で直そうとする考えも台頭してきている。
新薬の開発も盛んに行われ、顕微鏡の制度の向上もあり、ウイルスのような微少な物までのぞけるようになった。
自然治癒力には体を健康に維持するための3本柱があるそうだ。
本来自然治癒力の3本柱は、私たちの身体にもともと自然に備わっている。
3本柱が正常に働くことによって強い自然治癒力を得ることができる。
まず1つめの柱は、私たちの体の機能バランス・秩序を正常に保ってくれる自然の働き「恒常性維持」。
2つめの柱は、「自己防衛=生体防御」。
身体の中に病原菌など異物が侵入した時や変異してしまった自己細胞を殺傷する機能で、体を守る働きがあり、免疫システムと呼ばれている。
3つめの柱は、「自己再生=修復・再生」。
傷がついた細胞や古くなった細胞を修復したり新しいものと変換する働きの事。
自然治癒力や免疫力を高めるのは、元気のある飲食物を自炊して食べることが効果的。
自然治癒力を上げる代表的な食材が発酵食品。納豆やヨーグルト、キムチ、味噌、チーズなどがある。
梅干し、ナッツ、酢、ごぼう、クエン酸を含む食材には疲労回復効果が期待できる。
食物繊維やビタミンEは生活習慣病予防にもおすすめ。
食事だけで自然治癒力を高めることは難しいし、栄養バランスが偏らないよう気を付けなければならない。
日々の生活の中に 自然治癒力を取り戻すことは、単純に肉体的に健康になることだけを意味するのではない。
薬は、あくまでも人間がみずからの力で病気やけがを治すための助けとなるものです
薬の力にたよるのでなく、まずは自然治癒力を高めるようにし、その上で自然治癒力だけで足りないようであれば、お薬を使うのが正解でしょう。
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