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感情解放、ヒーリング、意識の目覚めをキーワードに日々の気づきを綴っていきます

無意識の領域に意識をもたらす

2017年01月21日 07時00分00秒 | 日記

今週の無料遠隔ヒーリングのテーマは「湧き上がるあらゆる感情を生きつつ、人生の流れに逆らわずに今この瞬間を生きる」というものでしたが、参加されている方は、日々湧き上がる感情をどれだけ生きることができているでしょうか。無意識に過ごしていれば、いつもと同じです。意識するポイントについて少し書いてみることにします。

 

私たちは普段、様々な感情を体験していますが、大抵はそれが浮上してきたとき、その感情を在るがままに生きるのではなく、瞬間的に「感じること」を「考えること」にすり替えて、その感情について考えて整理し、収めようとします。

けれど私たちは自分が感じているのではなく、考えているのだということに気づきません。今週のテーマを実践するには、まず普段やっている「考えている」パターンから、意識的に「感じる」パターンへと転換する段階が必要です。

「人生の流れに逆らわない」という後に続く部分は、湧き起こる感情を在るがままに生きることができて初めて可能になります。だから、まずは「感情を在るがままに生きる」という部分にフォーカスしてみてください。

それには感情が浮上している瞬間に気づく必要があります。慣れないと、リアルタイムでそれに気づくことは難しいでしょう。

たとえば、ちょっとイラッとすることがあった時、大抵はそれについてあーでもないこーでもないと、誰かを批判したり「こう在るべきだ」と思う状態でないことを責めるようなことをぐるぐると考えて、しばらく経ってから、ハッと自分が考えていたことに気づくことが多いのではないかと思います。

それでもいいので、気づいたときに、自分の身体の中に感情のエネルギーを捉えてみてください。そこに、ゆっくりと深く呼吸を通しながらじっと感じます。

感じている内に、また考えることに戻っていることもあるかもしれませんが、気づくたびに身体の感覚に戻って、「感じて」ください。

そしてできるなら、その感情のエネルギーが飲み込んでいる言葉を吐き出していきます。誰かにぶつけるのではなく、責任を持った方法で感情を表現していくのです。

ワークでは、イメージの中で相手を呼んで来て、現実には言えなかった言葉を伝えていくということをよくします。この時吐き出す言葉のポイントは、こうすべきだったとかあなたがいけないとかなどのジャッジメントや状況説明の言葉ではなく、あなたはどんな風に感じていたのか。本当はどうしてほしかったのかということを中心に、相手の目を見ながら伝えていきます。

伝えたら、伝えっぱなしにするのではなく、しっかり相手の反応、表情を確認します。イメージの中とは言え、あなたが想像もしないようなことを相手が言ってきたりすることもあります。

頑なで取り付く島もないように思えた相手が、動揺して謝ってきたり、冷徹だと思っていた相手が涙したりということもあるのです。

また、やっぱりあなたがこれまで思っていたように、相手に拒絶される場合もありますが、相手の意識の中に入って相手の気持ちを感じてみると、そこにはその人自身が受け止めきれずに逃げている気持ちがあることに気づいたりするのです。

このように、ワークできる方は、自分でワークできるところまでをやってみてください。

まずは意識すべきところは「考える」から「感じる」ことへの転換です。体感覚を使うと、これが容易になるので、必ず体とともに在ることを意識してください。

今身体が痛いのか、重いのか、違和感があるのか、しびれているのかなどは、考えて捉えるものではないですよね。こうした感覚こそが、心で受け止められなかった感情のエネルギーのサインなわけです。

怒りを感じたとき、頭に血が上った感じがするとか、胸の辺りがムカついたとか、お腹の底が煮えくり返るような感じがしたとか、肩から頭の上部にかけて、力が入って頭が真っ白になったとか、それらはみな感情のエネルギーの感覚です。

まずこうしたサインをしっかり捉えられるようになりましょう。

このように、感情は心と同時に身体でも反応があるものであり、感情を生きるというのは、心と体と魂がピッタリ合わさった状態で受け止められて初めて完全に生きられたことになります。

普段、思考優先の日常を過ごしていると、身体を置き去りにしてしまいがちですが、これらにバランスよく意識が行き渡っているとき、私たちの心身はとても安定するのです。

ヨガなどで、繊細に意識を使いながら体を動かすと心地よいのは、普段崩れている意識と心と体のバランスが整えられるということもあるのだろうと思います。

無意識の領域に意識をもたらすことは、私たちの存在の在り方を大きく変えます。

それは、不調和に調和をもたらし、機能不全を修正し、様々な癒しを人生にもたらします。

無意識でいては、今この瞬間に居ること、そしてプレゼンスに根付くことはできません。今自分がどんな状態であるのか、普段から意識を向ける習慣をつけていきましょう。

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