意識を身体に置いて、気持ちを受け止める

このブログでは、私がお伝えしている感情解放のワークについて書くことが多いですが、読んでくださっているみなさんは、普段ご自身の感情について、どんな風に対処されていることが多いでしょうか。

何か感情がかき立てられる出来事があった時、我を忘れてその感情を誰かや何かにぶつけているでしょうか。それとも、無かったことにして抑圧しているでしょうか。

あるいは、感情のエネルギーや鏡の法則は知っているので、自分がそんな目に遭ったということは、自分が相手のようにひどいことをしているのだと考えて、それはどんなことだろう？と考えたりされているでしょうか。また、身体で感情のエネルギーを受け止めることを実践されているでしょうか。

頭で分かっていることを実際に行動に移す段階で、多分、多くの方がうまくできないという経験をされているのではないかと思います。

たとえば、怒りを相手にぶつけるのは良くないと分かっていても抑えられずにぶつけてしまうとか、感情を感じるのではなく、いつの間にか考えてしまっているなど、一人でやっているとついつい、いつもの行動パターンにはまってしまって先に進めないことがあると思います。

そんな時に覚えておくといいのは、意識が身体から離れていないか、気持ちのエネルギーを身体で感じているか、というポイントです。これはもう何度もお伝えしていることですが、できていないことの多いポイントなのです。

怒りを相手にぶつけているとき、身体で感情のエネルギーを捉えているでしょうか。相手を批難すべき論理が高速で頭の中を駆け巡っているときはどうでしょう？

一瞬は身体で感じることができたとしても、恐らくその状態に意識を置き続けることは、できていないだろうと思います。これが、ワークが空回りしてしまう大きな要因です。ワークでは、鏡の法則を読み解いていく「読み解き」でも、実際に感情のエネルギーを受け止めていくプロセスでも、どの瞬間も身体から離れてはいけません。

鏡の法則は、「自分が相手にされたことは、自分が自分自身にしていることである、あるいは自分が誰かにしていることである」というものです。この鏡に差し出されたメッセージを受け取ろうとするときに、しばしば多くの人が間違った方法で進めようとします。

というのは、相手がしたひどい行いが自分自身がしていることだと言われると、とても穏やかな気持ちではいらないからです。無意識にも感情を抑圧し、切り離して理性で理解しようとし始め、読み解きのプロセスを、身体と心を切り離し頭で進めようとしてしまうのです。

思考は、出来事がいかにも重大で深刻なことであるかのように捉え、ストーリーの中で非難すべき加害者を作り出し、または考えるべきあれこれを提示してはあなたの意識をマインドの中に引きずり込もうとします。

けれど、感情への対処をしないままに思考するのは、どうやっても落ち着かない気持ちに対するただの代償行為にしかなりません。本当に対処すべきことや考えるべきことは、そのような代償行為から為されるものでは無いのです。

ですから、しっかり意識を身体に置いて、気持ちを受け止めることを心がけていましょう。

身体に意識を戻すために、呼吸に注目するという方法があります。呼吸を意識しても身体から微妙に意識がずれていることはありますが、そんなときはさらに、身体が感じている感覚をいくつか意識してみます。着ている服の感触や、聞こえてくる音、臭いなど。

そしてまた呼吸を意識して、ソワソワしているならそれをそのまま感じればいいのです。

ちょっと嫌な感覚ではありますが、あれこれ考えずにその感覚だけ呼吸をしながら感じていれば、やがて収まって行きます。

ワークを思考で複雑にしないで、まずはシンプルにこれを実践してみて下さい。

イベント情報（詳細はＨＰへ）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
【感情解放ワークショップ　～感情との上手な付き合い方～】
2016年9月14日（水）、24日（土）
基礎10：00～12：00（9：30開場） アドバンス13：30～16：00（13：00開場） 会費　各5,000円

【 満月の瞑想会】
2016年9月17日（土）17：00～20：00　（16：30開場）会費　5,000円（スイーツ付き）
ヒーリングゲート門前仲町サロンにて http://www.healing-gate.com/map1/index.html

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