自分の立場や面子を保ちたくて、
ど~~~しても非を認められない
ということがあります。
立場や面子を意識していなかったとしても、
それを認めてしまったら、自分が築き上げてきた
全てが崩れ去ってしまうような恐怖を覚えて、
意固地になってしまうのですね。
そのように保身に走る人を傍から見れば、
なんて見苦しい、などと思ってしまう
ものですが、
実際、自分がどれだけ潔く
自身の非を認められているかどうかを
振り返ってみれば、人のことを
笑ってもいられない人が
ほとんどなのではないでしょうか。
とは言え、自分がそういう人から
何かしら被害を受けている立場だとすると、
なかなか自分を顧みる余裕などなく、
徹底的に相手を糾弾してしまうし、
自分の正義を何が何でも認めさせようと
頑張っていることでしょう。
たとえ鏡の法則を知っていたとしても、
そのように相手と戦っているときは、
その相手が自分の鏡だということなど
吹っ飛んでしまって、戦いに没入
しているものです。
このように、頭で知っていることを
実践して自身の血肉にするのは
かくも難しいことなのですね。
こういう場合、ワークで見ていくポイントは、
相手がなぜ、非を認めることが出来ないのか
その動機です。
これを知るためには、
もしその人が自分の非を認めてしまったら、
どんな「気持ち」が浮上するだろうか?
と言う風に問うてみます。
これは、あくまで自分から見て、
その人がきっとこんな風に感じるだろう
という推測でOKです。
実際その人がどう感じるかは
このワークでは関係ないんですね。
なぜかというと、
あなたがそのように見ている
その相手と言うのは、
あなた自身の写し鏡だからです。
見つめているのはあくまで
自分自身の心であり、
見えている像は、その人とは
関係ないのです。
自分の非を認めてしまったら、
あの人はものすごく混乱して
我を見失いそうだとか、
泣き崩れてしまうだろうとか、
意気消沈して立ち上がれなくなりそうだとか。
そういう感情面を含めた姿を
捉えるのです。
その混乱、ショック、喪失感、惨めさ
などなどの感情こそが、その人が
自分の非を認められない理由で、
それらに対処できないと感じているから、
絶対にそうならないように、
非を認めずに頑張っているのです。
そして、この構図は、
あなた自身の姿にぴったりと重なる
はずです。
どれだけ認めないでそれらの
恐ろしい感情を回避したようでいても、
実はすでにそれらの感情は
その人の中に、そしてあなた自身の中に
存在しているのです。
ただ、蓋をしただけなんですね。
あるけれど、無いことになっている。
そういう状態です。
自分の非を認めるということは、
元々あったけれど、無いことにしていた
諸々の事実を受け入れるということです。
そして、事実を受け入れたところから、
ようやくなかったことになっていた
それらの感情のカケラたちに癒しが
訪れるのです。
無かったことにしている内は、
無いのですから、癒すことはできません。
調和へと向かう統合のプロセスも、
起こり様がないのですね。
喪失感や絶望感、惨めさなどなど、
受け入れがたい感情たちのオンパレードが
一気に浮上してしまうと、なかなかに
きついものですが、
ワークでは命の呼吸を深くしながら、
自分のペースで少しずつ受け止めていく
ことも可能です。
このときに、頭でわかったつもり、
認めたつもりでお茶を濁してしまうと、
統合は不完全になり、何度でも
繰り返してしまいます。
本当に気持ちのカケラ君たちを
しっかりと統合できている場合は、
必ず楽になっていきますし、
繰り返すことはありません。
非を認められなかった場面に戻って、
鏡であるその人がどんな態度を取っているか、
確認してみましょう。
態度が和らいでも、どうもちゃんと
認めるべきところを認めていないようだとか
わかったふりをして逃げようとしているとか
そういう気配がないかどうか、
チェックしましょう。
鏡である相手がもしそういう態度であるなら、
あなた自身がまだ逃げているということです。
完全に統合できているときは、
相手も心から認め、態度を改めている
はずです。
ワークの後にこういうチェック作業をしないと
いつまでもやったつもりで、結局また
同じことを繰り返している、ということに
なりかねませんから、やりっ放しにならぬよう、
きっちり最後まで詰めましょう。
自分自身の鏡と戦う不毛な日常から
一日も早く脱して、和解と思いやりのある
日常を生きられたら良いですね。
ど~~~しても非を認められない
ということがあります。
立場や面子を意識していなかったとしても、
それを認めてしまったら、自分が築き上げてきた
全てが崩れ去ってしまうような恐怖を覚えて、
意固地になってしまうのですね。
そのように保身に走る人を傍から見れば、
なんて見苦しい、などと思ってしまう
ものですが、
実際、自分がどれだけ潔く
自身の非を認められているかどうかを
振り返ってみれば、人のことを
笑ってもいられない人が
ほとんどなのではないでしょうか。
とは言え、自分がそういう人から
何かしら被害を受けている立場だとすると、
なかなか自分を顧みる余裕などなく、
徹底的に相手を糾弾してしまうし、
自分の正義を何が何でも認めさせようと
頑張っていることでしょう。
たとえ鏡の法則を知っていたとしても、
そのように相手と戦っているときは、
その相手が自分の鏡だということなど
吹っ飛んでしまって、戦いに没入
しているものです。
このように、頭で知っていることを
実践して自身の血肉にするのは
かくも難しいことなのですね。
こういう場合、ワークで見ていくポイントは、
相手がなぜ、非を認めることが出来ないのか
その動機です。
これを知るためには、
もしその人が自分の非を認めてしまったら、
どんな「気持ち」が浮上するだろうか?
と言う風に問うてみます。
これは、あくまで自分から見て、
その人がきっとこんな風に感じるだろう
という推測でOKです。
実際その人がどう感じるかは
このワークでは関係ないんですね。
なぜかというと、
あなたがそのように見ている
その相手と言うのは、
あなた自身の写し鏡だからです。
見つめているのはあくまで
自分自身の心であり、
見えている像は、その人とは
関係ないのです。
自分の非を認めてしまったら、
あの人はものすごく混乱して
我を見失いそうだとか、
泣き崩れてしまうだろうとか、
意気消沈して立ち上がれなくなりそうだとか。
そういう感情面を含めた姿を
捉えるのです。
その混乱、ショック、喪失感、惨めさ
などなどの感情こそが、その人が
自分の非を認められない理由で、
それらに対処できないと感じているから、
絶対にそうならないように、
非を認めずに頑張っているのです。
そして、この構図は、
あなた自身の姿にぴったりと重なる
はずです。
どれだけ認めないでそれらの
恐ろしい感情を回避したようでいても、
実はすでにそれらの感情は
その人の中に、そしてあなた自身の中に
存在しているのです。
ただ、蓋をしただけなんですね。
あるけれど、無いことになっている。
そういう状態です。
自分の非を認めるということは、
元々あったけれど、無いことにしていた
諸々の事実を受け入れるということです。
そして、事実を受け入れたところから、
ようやくなかったことになっていた
それらの感情のカケラたちに癒しが
訪れるのです。
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無いのですから、癒すことはできません。
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