沼田公園でさわやかに目覚めると
まだ鳥も目覚めぬ早朝フォ～オクロック…
「あと５分…」
そう思いながら次に目を開くと
既に散歩の人々が徘徊をしまくっている
午前７時過ぎ…
「面舵いっぱぁぁぁぁぁぁぁぁ～い！」
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まぁ俗に言う「寝坊」ってヤツですかね…
いやぁそれにしても
もの凄く晴れてるのにもの凄く寒い何故…
あんなに暖かかった関東平野が
もはや思い出ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！
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とかって言ってもしょうがないので出発…
因みにこの辺り
歴史的には越後上杉氏と小田原北條氏の
争奪戦が繰り広げられた場所…
そしてこの名胡桃城が
「小田原征伐」の原因ともなったマジ話…
しかしそれはいつかゆっくり語るとして…
ところのところで皆々様方
景色は滅法矢鱈とのどかになって御座候…
色づく山々を眺め
空に揺れる白い雲を追いかけ
川のせせらぎに耳を澄まし
小鳥たちの歌を聞いたりしながら
道端にいたカマキリに声をかけてもみる…
「最近どう…」
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しかし！危うく踏みそうだった危機一髪！
ところが…
のどかだと手放しで喜んでもいられない！
と申しますのは
三国峠10km手前にローソンがありまして
その先コンビニがあるのは
なんと30数キロも先という天文学的距離！
それだけに
何食分かの食料を積んで歩くことになる…
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えええええええええええぇぇ！六輔ぇ～！
余談ながら
食料を買い込んだそのローソンを起つ時
二人の女性店員さんが手を振り
「頑張って！」の声援で見送ってくれた…
とても優しい人たち…
そんな二人の姿は
忘れてた大切な物を思い出させてくれた…
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買い物した時
ポンタカードを出すの忘れていましたぁ！
「せっかくいっぱい買ったのに(号泣)！」
因みにソレガシ
まだまだ咳が留まることを知らないので
かなり沖田総司な感じですが
幸いな事にこの街道は有数の大温泉地帯…
その温かいお湯に
今日もこの命を繋いで貰ってるマジの話！
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地球の鼓動に感謝感激！超奉ってま～す！
そんなこの日の宿営地は
その大温泉郷のひとつ「猿ヶ京温泉…」
ウッキィィィ～！
ここはその名の由来ともなる
「猿の恩返し」話が伝わっておりますが
ありがちな話なので
残念ながら割愛キャッツアアアアァ～イ！
そして夕暮れ迫る頃
町の公衆浴場へお邪魔させて頂きマンボ…
そこは街の方々が共同運営され
湯も年寄り好みのかなり熱めな激烈設定！
それだけに人々は
熱湯コマーシャルが滅茶苦茶強そうだが
よくよく見てるとみんな
歌舞伎役者の様な顔で耐えて忍んでいる…
どうやらやっぱり熱いらしい…
その夜僕は
「目の薬師」の横で眠りに吸い込まれた…
それが群馬で最後の日
そして温泉街の夜空は静かに更けていく…