8月31日

十全茄子浅漬け



経堂農大通りのタイ料理『ソンタナ』持ち帰り

生春巻き




春雨炒め

第二力酒蔵 居酒屋/中野 2014.08.30

8月末、いまだ空は低く間近に感じられ、暑さ厳しい時候。
あと少し続くであろう残暑を乗りきるため、英気を養うべく、酒敵のオコジョ氏をさそい中野へ出かけました。

JR中央線中野駅北口から徒歩1分。中野の代表的居酒屋のひとつ『第二力酒蔵』へ。
こちらのお店は昨年5月、我ら佳糧会(旨いもの探究会)の第四回佳糧会 東京学会を開いた場所でもあります。

口開けで暖簾を潜り、テーブル席へ。
ここは1階のカウンター、テーブル席、2階座敷合わせて200席ある大きなお店。
壁に貼り出されたお品書きとテーブルにあるメニューを眺めて注文を決める。
注文を終えて待っている間に、どんどん客が来て賑やかになってくる。店員とお客同士気軽に声を掛け合っている。常連なのだろう。
長く中野の人々に愛されている店である。





じゅんさい
針生姜の入った合わせ酢の加減が佳い。じゅんさい自体は普通。




岩がき
身はあまり膨らんでなかったが、クリーミーな旨みはたまらない。




新潟『麒麟山』純米吟醸




関鯖刺
ピンッと角が立っていて、肌皮の照りもいい。新鮮な証拠。
コリッとした歯ざわり、時期的なものなのか脂は乗っていないため味に厚みはない。
締まった身のあっさりした味わい。




蒸し鮑(ピンボケごめんなさい)
心地よい歯応え、噛んでいると旨みがジワジワくる。
肝の旨さはなんともいえない。




石川『天狗舞』山廃純米




毛蟹
本日の出色。今まで食べたなかで一番大きく、身入りがよい。
ご主人曰く、毛蟹は夏が旬とのこと。
しっとりと甘い蟹身、芳ばしく濃厚なミソの味わい。
旨いことおびただしく、しばし会話がなくなる。




もずく酢
じゅんさいとは、また少し合わせ酢の加減が違う。
細めのもずくでシャッキリ歯応え。




どじょう柳川
出汁で煮えたごぼうの香りのよさ。どじょうの滋味。酒が進む。





思うさま、食べて飲んで、しっかり英気を養えました。
賑やかな店内、サバサバした客あしらいは好みの分かれるところですし、時価の料理も多く、コストパフォーマンスが良いとはいえないかも知れません。
しかしながら、品数と質は平均以上、その安心感は他では得難いものがあります。
高いものは高く、安いものはそれなりに。
飲み方次第でいかようにも楽しめる。
懐の深い居酒屋だと思います。


今日も楽しい一時を過ごさせていただきました。
また、折をみてお邪魔します。

ご馳走さまでした。



季節料理 『第二力酒蔵』
東京都中野区中野5-32-15
14:00～23:30 (L.O22:45)
日曜定休