『笹幸恵の軍事トリビア』。
ラストシーンの笹さんの礎石を飛び回る浮遊感が話題になっています。
僕が思うには、その前のシーンに浮遊感を際立たせる理由があるように思いました。
安田大尉がガダルカナル島でしたためた手記を笹さんが読み上げるのです。
「死んでも餓鬼になるんじゃない」
ここで僕は安田大尉の言葉に打ちのめされたような気持ちになるのです。
自分の愚かさに気づくというか、なんというか。
そこからラストの「礎石萌」のシーンへ一気に飛ぶ時の気持ちの浮遊感が、そのまま笹さんの動きと重なるのではないかと思ったわけです。
羽の生えた天使のようにみえましたもの。
天才的なバランス感覚だと思います。
観ていない方は是非!。