私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

緊急セール?

2009-03-08 | 5考える
本日、久々で市街地の大手家電量販店に立ち寄った。

注文していた本が届いたのを引き取りに書店に寄ったものの、車で出かけていたので、家電量販店の駐車サービス受けるべく…という姑息な理由だったのだが、いつにない人でごった返している。

決算月であるし、フレッシャーズの入学、就職シーズンとあって、かきいれ時なのだろうな…と思ったのだが、帰宅して新聞をゆっくり眺めていると、その家電量販店の「緊急決定売り尽くしセール」なる3色刷りのチラシが入っていた。

「これだったのか…」と合点する。

ライバル量販店やテレビ通販で名をはせる販売会社のチラシは、大判のカラーで入っており、馴染みのその家電量販店、経営は大丈夫なのだろうか?…と少々心配になったのだ。

競争の非常に激しい業界。
決して経営は楽ではないだろう。

年末、やはり地場の百貨店が「緊急セール」と称して、急ごしらえの折込チラシを新聞に投入していたのを思い出した。

物心ついてから、年末に、老舗百貨店がそんなチラシを投入するのを見た記憶がない。
密かに、○○百貨店は資金繰りが厳しいのだろうか?年を越せるだろうか?と心配していたのだ。

幸い、○○百貨店は無事に決算月を迎えておられる。

ある程度の規模があっても、愛された歴史があっても、市場環境は厳しいに違いない。

愛着ある商号が消えて行くのを、これ以上見聞きしたくない…と思う年度末である。
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曲がったキュウリたち

2009-03-04 | 1食べる
最近、私がスーパーで買ってくるキュウリは、曲がりくねったキュウリたちである。
5本か6本ビニール袋に入っていて、一袋200円足らずだ。

3本で198円の真っ直ぐなキュウリに比べれば、若干お安いだろうか。

てんでバラバラに曲がりくねった姿。
初めは少し抵抗があったのだが、食べなれてくると真っ直ぐなキュウリよりいくらか青臭いような感じがして、かえって安心感がある。

曲がりくねった姿に育つのが本来の有り様で、ノーマルなはずだ。

むしろ、綺麗にそろって真っ直ぐなキュウリが、矯正された果ての姿と想像すると痛々しい。

流通には、真っ直ぐなキュウリの方が楽だろうし、箱詰めも総量の判別もし易いだろう。

しかし、真っ直ぐなキュウリには、てんでバラバラな曲がりキュウリに比べて、間違いなく過剰にストレスがかかっている。

曲がったキュウリが市民権?を得て流通し始めた社会を肯定して、今後もてんでバラバラな育ったまんまの野菜たちが、廃棄されることなく広く市場で価値を認められる日を期待する。

人間社会にも、同じような変化が起こり得ることを考えながら。
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確定申告

2009-03-02 | 4動く
確定申告に行って来た。

数年前まで、各エリア税務署で行列し、活気があると言えばそうだが、雑然と色々な人々の懐具合が目の前を右左する光景は、決して心地よいものではなかった。

最近は、国税庁のホームページで、申告書が簡単に作成できる。
精度がいささか不安になる私でも、妥当でない数字の入力があればきちんとエラーがかかるしっかりしたソフトなのだ。

しかし一方で、毎年、新税法に適合した、決して安くはない確定申告用の税務ソフトを購入し、申告業務にあたる税理士さんや会計事務所の業務が激減しているのではなかろうか?といらぬ心配。

電子申告こそしないが、自分で作成した申告書を若い税務署員のお兄様にチェックしてもらい、受付印だけもらって帰った。

応対も随分スムーズになっているようだが、少ない納税額から還付を受けるだけなので、何だか肩身が狭い。

直接税こそわずかだが、私が生きていることで、間接税は随分納税させていただいているのだ…と思いなおし、来年はもっと胸張れる確定申告でありたいと願うのであった。
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否定される、拒否される

2009-03-01 | 6悩む
ふいに、何の前触れもなく、自分のある側面を拒否されたり、否定されたりすることがある。

もともと、それが自分にとってのネックであり、問題点であるという認識がある時には、指摘してくれた人が辛辣で直截的であることを思うだけであるが、それが全く自身で意に介さない事柄であったとき、衝撃は大きい。

昨日、生まれてこの方、褒められることはあっても、否定されたことは一度もなかった筆跡について、日頃は円満で穏やかな人物から否定されるという出来事に出くわした。

「寝耳に水」がダブルでやってきたようで、いささか面食らった。

あれ?この人はいつも万人に対して肯定的な人だが、ホントにホントウは人間に対する見方がとっても批判的な人なのかもしれない。

いつも綺麗よねって褒められることの多かった自分の筆跡も、ホントにホントウは素人くさい奇異な筆跡であって、プロの文字を見慣れている人にとっては稚拙な汚い字にすぎないのかもしれない。

足元をすくわれると、ひょっとして?感は生活の隅々に及び、落ち着かないことこの上もない。

信じることの出来ない私は救われない。
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