棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

賢治もどき

2008-09-03 08:31:49 | 山郷の暮し
大雨注意報が出ている地域があるようですが、おかげさまで早朝から光が溢れ、蝉が鳴く、残暑らしき天気になてきました。
水分がたっぷり含み かなり蒸し暑いですが、ジメーーと陰気な光より、こちらのほうがいい。

目の前の黒々とした黒森は、久しぶりの夏の光を浴び深緑の上着を銀色に光らせて、ききょう色の空にむかって、いっせいに踊りだした。
と、賢治風に綴ってみましたが、たちまち詩情と語彙がつきてしまった。

お粗末ついでに

雨空に ひまわり向きを 見失い    棚ぼた出

昨日はグループ展--IAC美術展・松本市美術館・3日-7日--の搬入・展示でしたが、アンヨがまともでないので、手伝いもせずに早々に帰宅しましたが、激痛が走りマイタッー。

たえなる響き--ねっしー6

2008-09-03 08:16:09 | 大人の童話
月の光がひときわ輝き 水底までが銀色に照り返す夜のことでした。
それまでに聞いたことがない 優しくて心地のいい音が 光りの泡つぶのように響いてきました。

ネッシーは 音にあわせて踊っている 魚さんたちにききました。
「ネーー こんなにやさしい音はどこから来るの」
「人間だよ。舟や黒岩の上で鳴らしているのさ」
黒岩は湖に突き出た岬のことで 魚さんたちの遊び場所だったのです。 

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本