棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

酒なしディー

2008-09-15 18:12:54 | 山郷の暮し
今夜は珍しく焼酎がありません。
決して休肝日などと、医者の忠告を実践しているということではなく、単に在庫の酒がなくなってしまっただけです。
買に行けばいいのですが、昨日は友と飲み歩いてしまったから、マーー今夜はがまんするか、という程度。
それにしても、ただ今大騒ぎの「毒米」問題。
商品回収している銘柄の、米焼酎は飲んではいましたが、私にはあまりウマイ焼酎とはおもっていなかった。
飲み屋のはしごをした昨日、封を切った例の焼酎を半値で言いという。
OK/OK 毒も身のうち。ドーーってことはない。
どの店でも、ぺろりと開けてきた。

ところで、焼酎ブームになってから久しいのですが、以前は芋が主流であったきがする。
今の芋焼酎よりもかなり臭いが強く、トイレなどはひどい臭いがしていたものだった。
臭いもあまりなく、どこか品のいい酒になってしまい、少しものたりないこのごろの焼酎だ。

ところで、ところで かの有名な森伊蔵を、お猪口に一杯飲んだ。
マー貴重品ということもあるが、ウマイ。
含んだとき、柔らかな香りがあり、スーと胃に流れ込む。
いくら飲んでも、悪酔いはしないであろうが、一升瓶5万円では、とても・とても。
その上、手に入らない代物らしい。ばかげた話だ。
いい酒は、香りと共に飲むことが出きる。この飲み方はかなり、飲みなれていないと、味わうことが難しい。
まずい酒は、そんな飲み方をすると、ムセテしまうものです。

模写の落とし穴-2

2008-09-15 09:06:04 | 創作活動
古今の優れた作品から、構図やポーズなどを参考にします。
模写に近い習作などをしますが、どうしても原画のようにならないことが多い。
名作そのものが微妙にデホォルメされている作品ほど、ただ単に写し取っても、ヘンなだけである。
原作者がデッサンをし尽くした末に生まれでた、その作家固有の美学が創り上げたポーズに行き着いているからです。
作家が生み出した、究極の美形に惚れ込んで、写し取っても(その技術が達者だったとしても)肝心の、芸術観の違いが現れてくるのです。
その領域のことまで、こちらがよみとれないと、とんだ失敗をしてしまいます。
結果としていくら忠実に写し取ったとしても、ヘンになってしまうものです。

私の大好きな、ギュスターヴ・モローの人物などは特にそうで、現実にはできそうも無い美しいポーズを、そのまま写し取ってしまったことが、後日、ハッと、どこかおかしいと、気がつくことになるのです。
昨日書い投稿の小生製作の「弥勒来迎図」の失敗が、そのことにもありました。
写真はかの有名な「最後の晩餐」からヒントを得て、人間の諸相をパロディー化した作品 
「衆生愛欲曼荼羅」の一部
  後日大人の絵本として投稿します。お楽しみに・・・

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本