哲哲は侍医から又 懐妊ができるかもしれないと言われ喜ぶのもつかの間
海欄珠が目覚めたとの報告が入る
この2年間は平穏な日々 でも海欄珠が目覚めたことで
再び後宮の主が替わるのではないか ナムチョンは言う
だが 海欄珠は記憶を失っていた。玉児やホンタイジさえ分からない。
ホンタイジは「思い出せないなら夫婦でやり直せばよい」と言うが
記憶を失う前の事は黙っているようにウーヤーに言う。
海欄珠は玉児が「陛下はこの2年間 看病してくれた
あなたはこの世で一番幸せな女性だわ」の言葉を信じた。
再びホンタイジの寵愛を受ける海欄珠そして懐妊
喜ぶホンタイジの「また母になれる」
その言葉に不思議そうに聞き返す海欄珠「以前にも子が?」
「そうだ だが第八皇子は幼くして亡くなった」
「どうして死んだの」玉児に「なぜ黙っていたのか」聞く
「過去の悲しい事だからよ」玉児は答える。
「男の子ならば皇太子に立てる」ホンタイジの言葉に顏色が変わる哲哲とナムチョン
本当に記憶を失っているのだろうかと疑うナムチョンと哲哲は
海欄珠が最も嫌っていたサイチーヤーがくれた血燕の巣を食べさす。
海欄珠は何事もなかったかのようにおいしそうに食べる。
それをみて本当に記憶喪失だと信じる2人
何の諍いもなく平穏に暮らしたい玉児と違って
哲哲は皇后の座を取られはしないかと恐怖に駆られている。
ホンタイジは出征することになったが ドルゴンには留守を守れと言う。
後宮の事は私が守りますと言う哲哲の前で
ホンタイジは海欄珠に「もし何かあればこれで守れ」と宝剣を与える。
そして出征
玉児と海欄珠は刺繍をしながら また 子供たちと一緒に昔のように
草原で凧を揚げようと仲の良い姉妹のひと時
だが海欄珠は夢に出てくる熊が気になって仕方がない。
哲哲に呼ばれた海欄珠は転落した場所に連れて行かれ
真実をすべて知らされた。階段から転落 赤ん坊は死
記憶があいまいな海欄珠は海欄花のにおいをかぐことで熊が愛する卓林だと。
洞窟での卓林の死 それはホンタイジの仕業だと 直も暴露する哲哲
「私は信じない」と言いながらもよみがえる記憶が頭をかすめる。
記憶が戻った海欄珠は玉児に「だましたの?」と興奮して詰め寄る。
「仲の良い姉妹?」「本当だわ」「嘘よ お互いに母親の恨みがある」
「ホンタイジの歓心を買うため 私を宮殿で飼い殺しにする気?
私を敵と添い遂げさせるつもりなの?」
「急にどうしたの」玉児は言うが
取り乱している海欄珠「答えて!」
「嘘は私も嫌いよ でも嘘で幸せになれるのなら喜んでだますわ 姉さん
過去のうらみは過去のこと なぜまた苦しみの日々に戻るの?
新しい子も新しい希望も待っている」
あざ笑うかのように「敵の子が希望ですって?ありえない」
再びホンタイジへの憎しみでいっぱいの海欄珠は寝殿に閉じこもってしまった。
何日振りかで出て来た海欄珠は薬と食事を頼むと
玉児の子のフリンに贈りものだと綿入れをウーヤーに託した
もう一枚はナムチョンの子ボゴルだと言う
「ボゴルは亡き弟 阿古拉の息子 私の数少ない家族だ」綿入れを抱きしめる。
ウーヤーは「急に何を言うのです」と咎める。
玉児は綿入れのお返しに凧を贈るとフリンと共に作る。それを見入る哲哲
海欄珠は苦しみ そして流産
誰かの仕業だと踏み ホンタイジからもらった宝剣を取り出し敵を討つと言う。
侍衛と共に 関わったものを尋問していると聞いた玉児はなぜなのか分からないまま
「誰にも気づかれないようにフリンをドルゴンに託して」とスマに命令すると
海欄珠の部屋に行く
「姉さん 大丈夫?」声をかけるが
「なんて残酷な女なの? 海欄花の毒で私のこの命を奪ったわね」
(ここは一話の最初に出て来たシーンですね)
「何のこと?」
「とぼけないで 凧に毒が塗られていたわ
以前にもこの毒で流産させようとした 許さない」
そういうと宝剣を取り出し 玉児につきつけた。
驚く玉児「昔を思い出したのね だったら覚えている 自決をしようとした
姉さんを必死で止め その剣を陛下に揚げ あなたの命を救った なのに私の命を奪うというのなら好きにして ひと思いに殺せばいい!」それを聞くと
力尽きたように剣を下ろす 座り込む海欄珠
呆然と寝殿を後にする玉児
「地獄の入口から戻ってこられた」と恐怖を口にする
心配するスマ「お嬢様は潔白ですもの」
玉児は「誰かが凧に毒を塗り海欄珠とフリンを狙った 礼を言わねば」
(当然哲哲でしょうね)
玉児は哲哲に聞くが知らぬと答える
「何者かが毒を仕込んで海欄珠を流産に追いやった」
「その者とは?」
「とぼけないでください フリンの凧に誰が毒を仕込んだのか
私にはわかります」
「私の仕業だと言うの?」
「叔母上が海欄珠を放っておくはずがない でも予想できたはず
陛下が戻れば必ず訴えると 陛下がお許しになると思いますか?」
「私を脅かすなんて なぜ変わってしまったの?」
「叔母上に学びました」哲哲を睨む玉児
そして寝殿での海欄珠の死
呆然とする玉児にドルゴンは
「なぜ死んだ 答えろ 君が仕組んだのか 私の助けなど必要はない」
立ち去ろうとするドルゴンを呼びとめると
「私に誓ってくれたことを覚えている?一生 私のために戦うと」
海欄珠が亡くなったことを聞き ホンタイジは急きょ早馬で帰ってくる。
海欄珠の亡きがらを前に
「起きてくれ 朕が戻ってきた 眠いのか 何年眠ろうが待っている」泣きくずれる
「海欄珠の死は悪血により発作を起こした 侍医も証明している」
哲哲の報告にホンタイジは信じない
「宝剣まで与えたのに よくも殺してくれたな」
「濡れ衣です」弁明にも「朕が必ずや欄児の敵を討つ 白状せぬなら全員殺す」
息巻くホンタイジ するとナムチョンは
「知っています 海欄珠と玉児は言い争いとなり宝剣を向けていました
またウーヤーの件で皇后娘娘とも もめたそうです」証言する
「誠か?」
「間違いありません 2人で手を組んだに違いない」ナムチョンは自分を
かばうのに必死
「言いがかりを信じるおつもりですか? 真実が知りたくないなら殺せばいい」
愚かな君主だと 民が知るまでです」玉児も言う。
「侮辱するつもりか」短剣を抜き 振り下ろすその手を玉児が受け止める
「離せ」憎しみの目で玉児に言う。「陛下 どのみち姉さんは戻りません」
「離すのだ」玉児の手を振りほどき 再び剣を振り上げると同時に倒れるホンタイジ
ホンタイジは中風となってしまった。
だが治療させれば 哲哲達は皆殺されてしまうと恐れおののく
ドルゴンは「しばらくはめざめないし なにか手があるはずだ」と
ナムチョンは早速 荷造りをし始め 逃げる用意をしている。
その様子を見ていた玉児は「ボゴルを見捨てないで」というが
「自分の命も守れないのに連れて行ける?」ボゴルの頬を撫でる目には涙
力を合わせて生き延びよう 子は守る 玉児の説得にナムチョンはボゴルを抱きしめる
ホンタイジは欄児の夢とともに目覚める。
立ちあがろうとするが再び倒れる
玉児はこのまま殺されるしかないのかと 案じながら
海欄珠がくれたフリンの綿入れを見て入れた。その時綿入れの中に隠されていた
手紙を見つけた。それを読むと急いで隠した。
哲哲はホンタイジが目覚めたと教えにきた
いまだ怒りが収まらない 助けてくれと玉児にすがる
そして 陛下はドルゴンの子だと疑っていた初めての子の命を奪ったと
白状する。驚愕する玉児 陛下の子なのになぜ我が子を殺そうと?
哲哲は「陛下は愛する女の事だけ 私達の子供も殺そうとしている 身勝手な人だ」と
「どこまで残酷な父親なの?」玉児も泣き叫ぶ
「泣いては駄目よ 今はフリンを守らない」と哲哲
ドルゴンは玉児を案じ
「君が望むなら 君とフリンと私の娘とともに逃げよう 見つからぬ場所で暮らすのだ」
その言葉に「逃げればあなたは愛新覚羅の子孫でなくなる」
「構わない 守りたいのだ」
「危険を冒してほしくない 真実を伝えなければ子供たちも殺されるわ」
誰にも会わないと言うホンタイジに会いに行く玉児
苦しそうなホンタイジ「誰が殺したのだ」「その答えはこの手紙を見れば分かります」
海欄珠の残した手紙を読むホンタイジ
当然 玉児が気がつくであろうと記されたこと
“陛下がこれを読むのはフリンの誕生日の頃
計画どおりなら 陛下は皆に見限られたはず
陛下が愛する人も 愛さぬ人も 皆陛下のもとを去っているでしょう“
最愛の男性を奪われた以上 陛下には向き合えない
陛下の最愛の女性を殺すことによって 同じ痛みを味わせ
卓林への贖罪とするつもり 陛下の愛は来世で恩返しします“
ホンタイジ「なぜ 朕を罰しない 朕を孤独にしても構わないのに
なぜ自ら命を絶ったのだ 欄児 欄児」泣き叫ぶ
「姉さんは命を絶つことで 陛下に苦しみを味わわせ
陛下が周囲の人々を誤解し 殺すように仕向けた
陛下が孤立するようにね それが姉さんの復讐なのよ」
玉児の言葉に「黙れ 失せろ」そういうと倒れこむホンタイジ
倒れてもなお呼び続ける「欄児 欄・・」
その姿に冷ややかな目を向けると立ち去る玉児
(食べてはいけないと侍医に言われた物を食し
自分の命を縮めてして復讐と化した海欄珠)
ホンタイジはフリンをそばに呼び付けて 玉児は会うことが許されない。
毎日のように嘆願する玉児
哲哲やナムチョンも目通りさえできない。
そして会えないまま3年
度々吐血するホンタイジの様子を案じる哲哲達
玉児を呼ぶホンタイジ 変わり果てた姿に言葉を飲む玉児だが
「3年ぶりだがそなたは変わらぬ だが朕は老いた」
黙っている玉児に「哲哲や他の者なら必死で否定する きっと朕が若いなどと
ぬかしただろう なぜそなただけは違うのだ」
「心に嘘はつけません」「答えよ 朕はそなたが崇めた英雄のままか?」
「本音を申しても?」「構わぬ」
「陛下は今も天下の英雄です でも私は昔の玉児ではない」
「ドルゴンは?朕のように将来 天下を揺るがす大英雄になるのか?」
「彼は戦上手で 陛下のため幾度も勝利を飾った 彼は永遠に陛下の勇士です」
「そうか その言葉忘れるでないぞ」そしてフリンを呼ぶ
喜ぶ玉児だがフリンは玉児のそばに来ようとはしない。
「母よ 母と呼んで」その問いかけにもフリンはホンタイジのそばを離れない
「怖くないぞ 呼んであげろ」ホンタイジの言葉にも口をつぐんだままのフリン
三年 玉児に会わずにいたフリンは病にかかっている それは玉児が生涯かけないと
治せない奇病だと言うホンタイジ
次は哲哲の目通り
哲哲は玉児や海欄珠と比べても劣りはしない それなのになぜ海欄珠ほど
朕は愛を注げないと思う?皇子を産めなかったからだと言う哲哲に
弱弱しく「そうではない 玉児は朕にとって好敵手だ 玉児が一手を打つと
朕は次の一手を考える 結局最後はどちらか勝つのであろうな」天を見上げる
「一方そなたは 鏡に映った朕だ そなたを見ると己を見ている気になる
だがな このような己を朕は到底好きになれぬ」
「では海欄珠は鏡の中の花ですね 永遠に手に入らぬのに
陛下は心を捧げた」哲哲の言葉に
「驚いたな 最後に朕を理解したのも やはり哲哲か」
「私にとって陛下も鏡の中で咲く花なのですよ」
ホンタイジの手を握る
(フリンを使ってホンタイジも又復讐するの?)
海欄珠が目覚めたとの報告が入る
この2年間は平穏な日々 でも海欄珠が目覚めたことで
再び後宮の主が替わるのではないか ナムチョンは言う
だが 海欄珠は記憶を失っていた。玉児やホンタイジさえ分からない。
ホンタイジは「思い出せないなら夫婦でやり直せばよい」と言うが
記憶を失う前の事は黙っているようにウーヤーに言う。
海欄珠は玉児が「陛下はこの2年間 看病してくれた
あなたはこの世で一番幸せな女性だわ」の言葉を信じた。
再びホンタイジの寵愛を受ける海欄珠そして懐妊
喜ぶホンタイジの「また母になれる」
その言葉に不思議そうに聞き返す海欄珠「以前にも子が?」
「そうだ だが第八皇子は幼くして亡くなった」
「どうして死んだの」玉児に「なぜ黙っていたのか」聞く
「過去の悲しい事だからよ」玉児は答える。
「男の子ならば皇太子に立てる」ホンタイジの言葉に顏色が変わる哲哲とナムチョン
本当に記憶を失っているのだろうかと疑うナムチョンと哲哲は
海欄珠が最も嫌っていたサイチーヤーがくれた血燕の巣を食べさす。
海欄珠は何事もなかったかのようにおいしそうに食べる。
それをみて本当に記憶喪失だと信じる2人
何の諍いもなく平穏に暮らしたい玉児と違って
哲哲は皇后の座を取られはしないかと恐怖に駆られている。
ホンタイジは出征することになったが ドルゴンには留守を守れと言う。
後宮の事は私が守りますと言う哲哲の前で
ホンタイジは海欄珠に「もし何かあればこれで守れ」と宝剣を与える。
そして出征
玉児と海欄珠は刺繍をしながら また 子供たちと一緒に昔のように
草原で凧を揚げようと仲の良い姉妹のひと時
だが海欄珠は夢に出てくる熊が気になって仕方がない。
哲哲に呼ばれた海欄珠は転落した場所に連れて行かれ
真実をすべて知らされた。階段から転落 赤ん坊は死
記憶があいまいな海欄珠は海欄花のにおいをかぐことで熊が愛する卓林だと。
洞窟での卓林の死 それはホンタイジの仕業だと 直も暴露する哲哲
「私は信じない」と言いながらもよみがえる記憶が頭をかすめる。
記憶が戻った海欄珠は玉児に「だましたの?」と興奮して詰め寄る。
「仲の良い姉妹?」「本当だわ」「嘘よ お互いに母親の恨みがある」
「ホンタイジの歓心を買うため 私を宮殿で飼い殺しにする気?
私を敵と添い遂げさせるつもりなの?」
「急にどうしたの」玉児は言うが
取り乱している海欄珠「答えて!」
「嘘は私も嫌いよ でも嘘で幸せになれるのなら喜んでだますわ 姉さん
過去のうらみは過去のこと なぜまた苦しみの日々に戻るの?
新しい子も新しい希望も待っている」
あざ笑うかのように「敵の子が希望ですって?ありえない」
再びホンタイジへの憎しみでいっぱいの海欄珠は寝殿に閉じこもってしまった。
何日振りかで出て来た海欄珠は薬と食事を頼むと
玉児の子のフリンに贈りものだと綿入れをウーヤーに託した
もう一枚はナムチョンの子ボゴルだと言う
「ボゴルは亡き弟 阿古拉の息子 私の数少ない家族だ」綿入れを抱きしめる。
ウーヤーは「急に何を言うのです」と咎める。
玉児は綿入れのお返しに凧を贈るとフリンと共に作る。それを見入る哲哲
海欄珠は苦しみ そして流産
誰かの仕業だと踏み ホンタイジからもらった宝剣を取り出し敵を討つと言う。
侍衛と共に 関わったものを尋問していると聞いた玉児はなぜなのか分からないまま
「誰にも気づかれないようにフリンをドルゴンに託して」とスマに命令すると
海欄珠の部屋に行く
「姉さん 大丈夫?」声をかけるが
「なんて残酷な女なの? 海欄花の毒で私のこの命を奪ったわね」
(ここは一話の最初に出て来たシーンですね)
「何のこと?」
「とぼけないで 凧に毒が塗られていたわ
以前にもこの毒で流産させようとした 許さない」
そういうと宝剣を取り出し 玉児につきつけた。
驚く玉児「昔を思い出したのね だったら覚えている 自決をしようとした
姉さんを必死で止め その剣を陛下に揚げ あなたの命を救った なのに私の命を奪うというのなら好きにして ひと思いに殺せばいい!」それを聞くと
力尽きたように剣を下ろす 座り込む海欄珠
呆然と寝殿を後にする玉児
「地獄の入口から戻ってこられた」と恐怖を口にする
心配するスマ「お嬢様は潔白ですもの」
玉児は「誰かが凧に毒を塗り海欄珠とフリンを狙った 礼を言わねば」
(当然哲哲でしょうね)
玉児は哲哲に聞くが知らぬと答える
「何者かが毒を仕込んで海欄珠を流産に追いやった」
「その者とは?」
「とぼけないでください フリンの凧に誰が毒を仕込んだのか
私にはわかります」
「私の仕業だと言うの?」
「叔母上が海欄珠を放っておくはずがない でも予想できたはず
陛下が戻れば必ず訴えると 陛下がお許しになると思いますか?」
「私を脅かすなんて なぜ変わってしまったの?」
「叔母上に学びました」哲哲を睨む玉児
そして寝殿での海欄珠の死
呆然とする玉児にドルゴンは
「なぜ死んだ 答えろ 君が仕組んだのか 私の助けなど必要はない」
立ち去ろうとするドルゴンを呼びとめると
「私に誓ってくれたことを覚えている?一生 私のために戦うと」
海欄珠が亡くなったことを聞き ホンタイジは急きょ早馬で帰ってくる。
海欄珠の亡きがらを前に
「起きてくれ 朕が戻ってきた 眠いのか 何年眠ろうが待っている」泣きくずれる
「海欄珠の死は悪血により発作を起こした 侍医も証明している」
哲哲の報告にホンタイジは信じない
「宝剣まで与えたのに よくも殺してくれたな」
「濡れ衣です」弁明にも「朕が必ずや欄児の敵を討つ 白状せぬなら全員殺す」
息巻くホンタイジ するとナムチョンは
「知っています 海欄珠と玉児は言い争いとなり宝剣を向けていました
またウーヤーの件で皇后娘娘とも もめたそうです」証言する
「誠か?」
「間違いありません 2人で手を組んだに違いない」ナムチョンは自分を
かばうのに必死
「言いがかりを信じるおつもりですか? 真実が知りたくないなら殺せばいい」
愚かな君主だと 民が知るまでです」玉児も言う。
「侮辱するつもりか」短剣を抜き 振り下ろすその手を玉児が受け止める
「離せ」憎しみの目で玉児に言う。「陛下 どのみち姉さんは戻りません」
「離すのだ」玉児の手を振りほどき 再び剣を振り上げると同時に倒れるホンタイジ
ホンタイジは中風となってしまった。
だが治療させれば 哲哲達は皆殺されてしまうと恐れおののく
ドルゴンは「しばらくはめざめないし なにか手があるはずだ」と
ナムチョンは早速 荷造りをし始め 逃げる用意をしている。
その様子を見ていた玉児は「ボゴルを見捨てないで」というが
「自分の命も守れないのに連れて行ける?」ボゴルの頬を撫でる目には涙
力を合わせて生き延びよう 子は守る 玉児の説得にナムチョンはボゴルを抱きしめる
ホンタイジは欄児の夢とともに目覚める。
立ちあがろうとするが再び倒れる
玉児はこのまま殺されるしかないのかと 案じながら
海欄珠がくれたフリンの綿入れを見て入れた。その時綿入れの中に隠されていた
手紙を見つけた。それを読むと急いで隠した。
哲哲はホンタイジが目覚めたと教えにきた
いまだ怒りが収まらない 助けてくれと玉児にすがる
そして 陛下はドルゴンの子だと疑っていた初めての子の命を奪ったと
白状する。驚愕する玉児 陛下の子なのになぜ我が子を殺そうと?
哲哲は「陛下は愛する女の事だけ 私達の子供も殺そうとしている 身勝手な人だ」と
「どこまで残酷な父親なの?」玉児も泣き叫ぶ
「泣いては駄目よ 今はフリンを守らない」と哲哲
ドルゴンは玉児を案じ
「君が望むなら 君とフリンと私の娘とともに逃げよう 見つからぬ場所で暮らすのだ」
その言葉に「逃げればあなたは愛新覚羅の子孫でなくなる」
「構わない 守りたいのだ」
「危険を冒してほしくない 真実を伝えなければ子供たちも殺されるわ」
誰にも会わないと言うホンタイジに会いに行く玉児
苦しそうなホンタイジ「誰が殺したのだ」「その答えはこの手紙を見れば分かります」
海欄珠の残した手紙を読むホンタイジ
当然 玉児が気がつくであろうと記されたこと
“陛下がこれを読むのはフリンの誕生日の頃
計画どおりなら 陛下は皆に見限られたはず
陛下が愛する人も 愛さぬ人も 皆陛下のもとを去っているでしょう“
最愛の男性を奪われた以上 陛下には向き合えない
陛下の最愛の女性を殺すことによって 同じ痛みを味わせ
卓林への贖罪とするつもり 陛下の愛は来世で恩返しします“
ホンタイジ「なぜ 朕を罰しない 朕を孤独にしても構わないのに
なぜ自ら命を絶ったのだ 欄児 欄児」泣き叫ぶ
「姉さんは命を絶つことで 陛下に苦しみを味わわせ
陛下が周囲の人々を誤解し 殺すように仕向けた
陛下が孤立するようにね それが姉さんの復讐なのよ」
玉児の言葉に「黙れ 失せろ」そういうと倒れこむホンタイジ
倒れてもなお呼び続ける「欄児 欄・・」
その姿に冷ややかな目を向けると立ち去る玉児
(食べてはいけないと侍医に言われた物を食し
自分の命を縮めてして復讐と化した海欄珠)
ホンタイジはフリンをそばに呼び付けて 玉児は会うことが許されない。
毎日のように嘆願する玉児
哲哲やナムチョンも目通りさえできない。
そして会えないまま3年
度々吐血するホンタイジの様子を案じる哲哲達
玉児を呼ぶホンタイジ 変わり果てた姿に言葉を飲む玉児だが
「3年ぶりだがそなたは変わらぬ だが朕は老いた」
黙っている玉児に「哲哲や他の者なら必死で否定する きっと朕が若いなどと
ぬかしただろう なぜそなただけは違うのだ」
「心に嘘はつけません」「答えよ 朕はそなたが崇めた英雄のままか?」
「本音を申しても?」「構わぬ」
「陛下は今も天下の英雄です でも私は昔の玉児ではない」
「ドルゴンは?朕のように将来 天下を揺るがす大英雄になるのか?」
「彼は戦上手で 陛下のため幾度も勝利を飾った 彼は永遠に陛下の勇士です」
「そうか その言葉忘れるでないぞ」そしてフリンを呼ぶ
喜ぶ玉児だがフリンは玉児のそばに来ようとはしない。
「母よ 母と呼んで」その問いかけにもフリンはホンタイジのそばを離れない
「怖くないぞ 呼んであげろ」ホンタイジの言葉にも口をつぐんだままのフリン
三年 玉児に会わずにいたフリンは病にかかっている それは玉児が生涯かけないと
治せない奇病だと言うホンタイジ
次は哲哲の目通り
哲哲は玉児や海欄珠と比べても劣りはしない それなのになぜ海欄珠ほど
朕は愛を注げないと思う?皇子を産めなかったからだと言う哲哲に
弱弱しく「そうではない 玉児は朕にとって好敵手だ 玉児が一手を打つと
朕は次の一手を考える 結局最後はどちらか勝つのであろうな」天を見上げる
「一方そなたは 鏡に映った朕だ そなたを見ると己を見ている気になる
だがな このような己を朕は到底好きになれぬ」
「では海欄珠は鏡の中の花ですね 永遠に手に入らぬのに
陛下は心を捧げた」哲哲の言葉に
「驚いたな 最後に朕を理解したのも やはり哲哲か」
「私にとって陛下も鏡の中で咲く花なのですよ」
ホンタイジの手を握る
(フリンを使ってホンタイジも又復讐するの?)