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気ままに生活してるシニアの残日録

健診後、浅草でランチと買い物

2024年05月31日 | 街歩き・国内旅行

午前中に健康診断を受け、そのあと、浅草に行ってみようと思った、朝10時半から営業しているてんぷらの天藤(てんとう)があるからだ。

TXの浅草で降りて、天藤に向かう、ちょうど開店時間だ、普段ならまだランチには早いが、この日は健診のため朝食を抜いているのでおなかが減っていた。

この店は何回か来ている店で気にいっている、開店直後で客は私一人、いつもの天ぷら定食2,700円をたのむ、前回来たときは確か2,300円だったが、ここも値上げか。それでもまだ良心的な価格設定だろう。

ここの天ぷら定食は大きなエビ1尾、小さなエビ2尾、白身魚、シシトウ、茄子、小柱のかき揚げの組み合わせ。出来立ての天ぷらをおいしく頂きました。味はもっと高い高級天ぷら店にも決して負けないと思う。

さて、食事をした後であるが、近くのセキネでシューマイを買うことにした。しばらく買ってなかった、セキネは大正10年創業の肉まん・シューマイに特化したテイクアウト専門店、今日は特大シューマイ10個入り(1,200円だったか)を買った。いつもは普通の大きさのシューマイ10個入り(500円くらい)を買うのだが、今日はなぜか大きなほうを食べたくなった。

この日は帰宅して、夕食にさっそくシューマイをいただいた、小さいシューマイより大きなシューマイのほうがおいしいと思った

次は少し疲れたので一休みしたくなり、浅草で休む時の行きつけ、新仲見世の舟和本店2階の喫茶室に行ってみた。ここはいつもそんなに混んでいないので穴場である。2階に上がり、席が空いていたのですぐに座れた、今日は抹茶セット(芋)を注文した、客が入ってくるが満席にはならない、中高年の方が多いので落ち着いている。

最後は、雷門通りに面した肉屋の松喜でハンバーグ用の肉300gを買う、値段は忘れたが、100g230円だったか330円だったか。ハンバーグ用の肉は松喜か浅草松屋に入っている日山の肉を買っていくことにしている、日山は3種類くらい用意されているが、松喜は1種類だけだ。ただ、ハンバーグ用の肉は値段が高ければうまいというわけでもないというのが私の感覚だ。

ハンバーグと言えば、ちょっと前にNHKの料理教室で、昔の再放送をやっていた、帝国ホテル料理長の村上信夫氏がハンバーグの焼き方を教えているものだ、村上氏のことは以前読んだ本「フランス料理二大巨匠物語」で知っていたが、テレビで見るのは初めてだった。見ていると実に人なつっこい方で、説明がうまいし、細かいことまで詳しく手に取るように教えていた


(右側が村上信夫氏)

こんなに偉い人が家庭の主婦を相手にした料理番組で説明をするとは驚いた、しかも、いろんな知恵を惜しげもなく出し、実演して見せていた。これこそ本物のプロだと思った。プロとは難しいことを誰にでも理解できるように簡単に説明して、やって見せることができる人だと思う。これは学問の世界でも同じで、難しいことを難しくしか説明できない人は本当はわかっていないのだと思う。その村上氏は、実演しながら、「ハンバーグとはドイツのハンブルグ発祥の料理で、ハンブルグがなまってハンバーグになったのです」などとさりげなく説明していて本当に感心した。

この日の翌日、嫁さんに松喜の肉でハンバーグを作ってもらったが、これもおいしかった。私は家でハンバーグを食べるときは、おろしポン酢をかけた和風ハンバーグとして食べている。

ご馳走様でした。

浅草に来た時の行動パターンも毎回同じようになってきたが、それも良いでしょう、まだ行きたいところがあったが、今日は健診で気疲れしたので、これで帰宅することにした