ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

産経「話の肖像画(藤崎一郎)」を読む(1/2)、追記あり

2024年12月16日 | その他いろいろ

(2024/12/16 追記)

本日、「安倍明恵さん、トランプ氏と面会」というニュースが報道された、政府ルートによる面談ではないという

元駐米大使の藤崎一郎氏は産経新聞の「話の肖像画」の連載で、「安倍晋三首相はトランプさんとうまくやった、ほかの人では難しいとか訳知りで言う人がいるがなんの根拠もない」と述べ、安倍元首相の手腕を過少評価していたが、今回のニュースに接すると藤崎氏の発言に疑問符が付いたと言わざるを得ない


(メラニア夫人のXより拝借)

トランプ夫妻は安倍元首相が凶弾に倒れた後、明恵夫人を慰め励まし続けてたそうであり、今日の3人一緒の写真はトランプ夫妻の人柄を示す温かい笑顔であふれている

安倍元首相と同様、失意の退陣から満を持して再登板をするトランプ氏には胸には秘するものがあるだろう、思う存分頑張ってほしいと願う人は多いのではないか

(2024/10/11 当初投稿)

9月の産経新聞に連載された元駐米大使の藤崎一郎氏へのインタビュー記事を読んでみた、藤崎氏は昭和22年生れ、外務省北米局長、外務審議官、駐米大使などを歴任、退官後も重要な役職を歴任されており、日本のエリートの一人であろう

この連載は記者による日本外交や藤崎氏の来し方に関するいろんな質問に藤崎氏が答える体裁をとっている、全部で29回の連載なのでそれなりの内容になっていて、非常に参考になったが、違和感を覚えたところも少なくない、その点について藤崎氏の発言を引用し、自分のコメントを書いてみた

藤崎氏

日本は安全保障を米国に委ねてはいるが、米国に遠慮しすぎて当然視されてはいけない(第2回)

コメント

日本が安全保障を米国に委ねているという考えがおかしいのではないか、自国は自国で防衛するというのがまず第1で、アメリカ軍は応援するということではないのか、ドイツ首相は「ドイツの安全保障はNATOに委ねている」などとは発言しないでしょう

藤崎氏

私は正直、中国の習近平主席の優先順位は台湾ではないだろうと思っている(第3回)

コメント

独裁者というものを分かっていない、ロシア軍がウクライナに迫っているとき、プーチンもバカじゃないのでウクライナを侵略するはずないと言っていた識者が大多数だった、独裁者は西側の理屈では動かない

藤崎氏

最も重要な貿易相手国である中国との関係は大事だ、決して無用な摩擦はすべきではない(第3回)

コメント

無用な摩擦はすべきではないが、時に必要な摩擦は避けてはいけないのではないか

そもそも摩擦を繰り返し起こしているのは中国であり、戦前と同じだ、尖閣列島に対する挑発行為、日本人の不当拘束、駐日大使の「火の海」発言、ブイの設置、領空侵犯、靖国神社への落書、NHKラジオにおける不適切発言、日本人の子供の殺害・・・これらの横暴に対して「摩擦を起こしてはいけない」という理由で対抗措置が取れていないのが日本だ、中国はそこに付け込んできており、どんどんエスカレートしてる、このような日本の外交は問題の解決どころがさらなる悪化を招いている

藤崎氏

「言うべきことを言え」とか言われるが、そんなことは当然やっている、それ公にするかだ(第5回)

コメント

やっている部分も当然あるでしょうが、もし本当に常にそうしてるならば、相手国の行動に何らかの変化が出るでしょう、また、国際世論に訴えることももっとすべきだ、そして言うだけではダメだ、状況が改善しなければ対抗措置をとるべきでしょう、どうしたら二国間の緊張を増大させず国際世論が納得する対抗措置がとれるかを考えるのが官僚や政治家の仕事でしょう、そういう姿勢が感じられない

藤崎氏

国家にとって大事な国益は、安全保障、経済的繁栄と国の尊厳だろう(第5回)

コメント

戦後外交は国の尊厳を軽視してきた、具体的な事例はきりがない、例えば、教科書問題、慰安婦問題や徴用工問題で事実を内外に向かって説明せず、相手国が騒ぐとその場しのぎの譲歩をし、日本の名誉を貶めた、海外にいくつも慰安婦像が建つのを防げていない、隣国との外交戦で国益を確保できていない

藤崎氏

溜飲の下がる外交は中長期的に危ない、考えてみると、背伸びしない外交をやった典型的な事例がポーツマス条約を締結した小村寿太郎と、国際協調路線を打ち出した幣原喜重郎だ、彼らは当時、「軟弱外交」のそしりを受けた(第5回)

コメント

  • 溜飲の下がる外交をしろとは誰も言っていない、国益の確保より「相手を刺激しない」ということが最優先になっている現状に疑問を呈しているだけだ、相手国との友好が国民の安全や領土、国家の尊厳より大事であると考えているのではないかと懸念しているだけだ。やるべきことを粛々と実施すればいいだけで、例えば韓国に対する半導体関連材料3品目の輸出規制強化措置などは溜飲の下がる外交ではないだろう
  • 幣原外交を評価しているようだが、幣原は英米との協調重視を主張していた点で評価できるが、中国軍による居留外国人民に対する殺害事件(昭和2年の南京事件など)に対し日中友好を重視して日本だけが軍事的対応を取らず、現地日本人を犠牲にした、しかし、事態はさらに悪化し関東軍が勝手な行動を起こすきっかけを作った点で評価できない

続く


足底腱膜炎になる

2024年10月30日 | その他いろいろ

足底腱膜炎(足底筋膜炎)という病気があるが、それになった

ここ1か月くらい、朝起きて裸足で床を歩き始めたときなどに、左足の踵に「ちっく」という痛みを感じることがあったがスリッパをはいて歩き始めると何でもなく、痛いと感じたことなど忘れてしまっていた

ところが先日、ゴルフをしている途中で左足の踵に痛みを感じたため、帰宅してからネットで調べてみると、足底腱膜炎らしいと分かった

足底腱膜炎とは、足の裏のかかとから足指の付け根をつなぐ「足底腱膜」が炎症を起こして痛みが生じる疾患で足底筋膜炎とも呼ばれる

マラソンやジョギングなどを特にアスファルト舗装された硬い道を走っている人や、長時間の立ち仕事も疲労の蓄積によって足底腱膜への負荷が大きくなる、また、加齢や肥満でも足底腱膜にかかる負担が大きくなり、足底腱膜炎になるという

自分の場合、40才ころから週に一回、約1時間程度のランニングをしていた、ランニングと言っても早く走ることが目的ではなく、心身の健康維持のためであり、1キロ7分から8分のゆっくりペースのゆっくりランニングだが舗装道路を走っていた、また加齢もある、なるべくして発症したということか

整形外科に行って診断してもらうとやはり足底腱膜炎とのこと、激しい運動はしないで、安静にしていなさい、足を適当にマッサージしなさいとのこと、歩くのは仕方ないが足を労わりなさい、と言われる

マッサージは整骨院に行った方が良いかと聞いたら、まだいいとのこと、痛みが強くなった時のため湿布を処方するのでそれを貼りなさいとロキソニンテープ14日分を処方してくれた

マッサージと言っても整形外科では指導してくれないのでYouTubeで整骨院の先生が投稿している「これをやれば足底腱膜は治る」という動画を探し、視聴数が多い先生の動画を3つくらい見てやり始めた、こういう動画がいっぱいあるのは本当に助かる

その後、ゴルフをやった後や朝から夕方まで出かけた後などにはやはり鈍い痛みを感じるが、風呂に入って多少のマッサージをすれば痛みは無くなり悪化はしていないような気がするので、当面、ランニングは中止し、様子を見るしかないと思っている

30年近くランニングをして、風邪などひいた記憶がないくらい健康体を維持していたが、今回足底腱膜炎になった、何事も加齢を認識して年相応にアジャストできない人は、健康のためにやっていることが実は体に悪かったという笑い話になりかねない

腱鞘炎など腱の痛みの解消は時間がかかるので、歩きすぎに注意し、医師の指導のとおり足を労わり、気長に直していくしかないですね


吉祥寺で買い物

2024年10月20日 | その他いろいろ

吉祥寺に来るといつもの行きつけ店に寄って買い物をするが、行きたいところがありすぎて困る

今日は先ず、ドイツパンの店Lindeに行って翌日の朝食のパンを買う、ここは2階に喫茶室があり、1階のパン売り場で買ったパンを食べてもよいし、コーヒーなどの飲み物を注文して飲んでもよい

今日は名曲喫茶バロックに行った後だったので、喫茶室には寄らずにドイツパンを購入した、今日選んだのはミューズリーブロートのハーフサイズとブレッツエルの2つ、合計で591円、大きなパンはハーフサイズにして売ってくれるので有難い

3時少し前に訪問したが、店内は混雑してレジに行列ができていた

翌朝、朝食で食べてみたがおいしかった

次は餃子で有名な「みんみん」、人気の中華料理店だ、昼すぎに店の前を通った時は行列ができていた、私も何回かここでランチを食べたことがあるが量が多いので若い人向けでしょう

今日はいつものように生餃子1パック(5個入り)580円を購入した、餃子の持ち帰りは行列に並ぶ必要がないのですぐに買える、帰宅した翌日、夕食で餃子を作ったが写真撮影を失念

最後は東急百貨店の地下食品売り場に、ここには京都の茶懐石仕出し料理専門店の「三友居」が入っている、東京では松屋銀座店と東急吉祥寺店のみの出店だ、三友居は今春に京都旅行に行った際に訪問した旧三井下賀茂別邸でのランチプランで食べたあの仕出し弁当だ、京都の茶人であればだれでも知っているという店

今日は夕食としてここのお弁当を買って帰ろうと計画した、お弁当は何種類もあるが、シニア夫婦はそんなに量が多いものはいらないので、比較的小さ目な弁当を2種類求めた、合計で3,780円、店の奥に厨房があり、ご飯と食材は調理済みになったものがあり、それを注文に合わせて弁当箱に盛り付けて提供してくれる

夏場の猛暑の時などは、デパートで弁当を買って家まで2時間近くかかる場合、ちょっと心配になるが、秋になったのでもう大丈夫でしょう、その日の夕食でさっそくいただいた、ご飯は季節の栗ご飯になっていた、上品でおいしい味だった

満足しました


産経「話の肖像画(藤崎一郎)」を読む(2/2)

2024年10月13日 | その他いろいろ

承前

藤崎氏

日本は必要なことは着々とやっているので、できることは全部やって、本当に行き詰まったら憲法改正をやればいい(第6回)

コメント

こういう危機感で良いのだろうか、日本を取り巻く安全保障環境の激変を考えるとそんなに時間は残されていないのではないか、最近韓国では周辺環境の悪化を感じ核保有の議論をしているという、日本に比べて格段の危機感であり、明治時代と正反対だ

藤崎氏

(日本は海外への情報発信が下手だとよく言われているが、との質問に対して)とにかく早く海外に出かけろ、行ったら自分の話ばかりせず相手や相手国に関心を示せ (第7回)

コメント

回答になっていない、記者指摘の通りだから回答できないのでしょう、この欠点は戦前からだ、隣国はここが大事と心得ていて非常に強力な情報発信をし、国際世論を味方につける、日本はそれに翻弄されるだけだ

藤崎氏

(日本は戦時中の慰安婦や朝鮮半島労働者などの歴史問題について積極的に発信してこなかったとの質問に対して)いつどのように反論を打ち出していくかは、我が国にとって何が得策ということで判断すべきだ(第7回)

コメント

何も回答できていない、他国の間違った日本批判に対しては根拠を示して否定するのが外交である、それができていないから既成事実のように広められ、反論しようと思ったときはもう遅い、竹島領有権問題や慰安婦問題などはその典型だ、こうした批判には謙虚であってほしい

さて、批判ばかり書いてきたが、藤崎氏の来し方を読んで、感心することも多かった、その中から少し紹介したい

  • 人の言うことや書いてあることをオウム返しに複唱するのではなく、自分の頭で考えなおすことだ、例として、山本五十六海軍元帥の戦争反対論や城山三郎氏の描く広田弘毅首相像に疑問を呈した(第28回)
    コメント
    城山三郎の描く広田弘毅像には賛成できない点があるのは同意したい、広田は軍部の横暴に首相として抵抗することがなかった、そして私は幣原喜重郎に対する高評価についても大いに疑問を感じているが、その点は藤崎氏とは意見が異なるようだ
  • 大阪万博、横浜国際園芸博を成功させた後はいろいろなイベントのホストを自ら手を挙げるのではやめて、他の国の立候補を助けるのはどうか、日本がグローバルサウスの味方を標榜するなら、先駆けて途上国開催を支援する国に回ったらどうだろうか(第29回)
    コメント
    卓見である、全面的に同意したい

いろいろ勉強になった、ますますのご活躍を願っています(完)


日本女子オープンゴルフ2024を観戦する

2024年09月29日 | その他いろいろ

9月26日から4日間、日本女子オープンゴルフ選手権が茨城県坂東市の大利根カントリークラブ西コースで開催されている、その2日目に観戦に行ってきた、初日は晴れであったが、この日は雨予想

チケットがは日付指定の販売、前日の晴天を自分がプレーするゴルフに使ったため、平日観戦は雨予想のこの日にせざるを得なかった

チケットは5,000円、その他に日付指定でギャラリー駐車場の利用料が1,000円かかった

この日は9時ころにコースについたが天気は運よく曇り、12時ころまでいたが、雨はほとんど降らなかった、傘を持ってこなくても良かったほどだ

さて、このコースはプレーしたこともなければ観戦で来たこともなかった、なかなか敷居の高いゴルフ場で、初代理事長は安西浩氏(東京ガスの元トップ)、著名な財界ゴルファーが集まった株主会員制クラブ、茨城県下では名門、会員権は1000万円、名義書換料330万円、入会金100万円、先ずゴルフにこのくらいの金を出せることが最低限必要となり、あとは会員の紹介と入会審査がある、庶民はお呼びでないコースだ

今日は庶民でもコースに入れるので、プロのプレーを見るのと同じくらいコースをなるべく観察するというのも目的だ

到着して1番ホールに行くと、ちょうど笠りつ子、山内日菜子、アマチュアの肥後莉音の組がスタートするところだったので、その組について歩くことにした、笠りつ子は初日3アンダーで上位につけている

7番ホールまでほぼ一緒について歩いたが、ちょっと疲れたので、7番ホールの途中で休みながら次の組以降のプレーもしばらく見た、2組後に古江彩佳、山下美夢有、竹田麗央の人気プロの組が来るのでそれを7番のティーグラウンドに戻って見る

あとは適当に7番から9番ホールをうろちょろしていろんな選手のプレーを見た、その後、9番と並行に走る13番ホールを見ながらクラブハウスに戻り、観戦終了とした

今回の観戦での発見は

  • 写真撮影、動画撮影OKであった、但し、シャッター音のしない写真アプリを使うことが条件、これはうれしい、今回は動画も取ってみた
  • コースは平坦で、ほとんどアップダウンがない、その分観戦は楽だ、ラフは結構伸びていて、先日の日本シニアオープンほどではないが、10㎝くらいだろうか、日本シニアオープンではティーグラウンドから200ヤードくらいまでは通常の刈高だったが、大利根はティーグラウンドからグリーンまで全部のラフを伸ばしていた
  • 大利根は歩きのラウンドスタイルだが、ティーグラウンド横から約40mか50mの舗装道路があった、ティーグラウンド近辺の芝の保護のためか、良いアイディアだと思った

  • ホールを横切るギャラリー通路はやりほとんどなかった、これがJGA公式競技のコース設定の標準なのでしょう
  • 手のひらサイズの望遠鏡のような形の距離測定器を普段のゴルフで使っており、それを持参すると、選手の打った球が何ヤード飛んだか測定できる、7番ホールのティーグラウンドにいて山下の組のティーショットを見て、そのままそこに残り、選手がセカンド地点に到着したところで、測定器をのぞいて距離を出すと、山下220ヤード、古江235ヤード、竹田250ヤードと出た、他のホールで今度はセカンド地点に陣取り、山下の打ったティーショットの横に行き、そこで測定器をのぞき込み、ティーグラウンドのホール表示板に的を当てて測定すると240ヤードと出た、距離測定器は観戦の必須アイテムであろう、持っている人はあまりいなかったのでまだそこまで思いつく人は少ないのかもしれない


7番ホールの古江彩佳のティーショット

  • このコースはあの井上誠一の設計である、平坦なコースでの井上の設計の特徴は、松の枝を空中ハザードになるようにする、グリーンを砲台にして砲台の半分くらい、あるいは部分的に砲台の下まで刈り込み、ちょっとでもボールがグリーンをこぼれると下まで転がって落ちてしまう、というところであろうか、その特徴がいかんなく出ているコースだった

  • このコースは2グリーン方式だ、私は2グリーンのコースは好きではないが、大利根の特徴は2つのグリーンが大きく離れているホールがいくつかあることだ、例えば7番ホール、100m近く離れており、間に松林がある、これなら問題ない、井上誠一の工夫であろう


奥に見えるのが同じ7番ホールの使っていないグリーン、間に松がある

  • 真夏の猛暑の影響でフェアウェイやグリーンが茶色に変色している現象が名門コースでも見られるが、この日観た範囲ではそのようなところは全く見られなかったのはすごいと思う

楽しめました


日本シニアオープンゴルフ2024を観戦

2024年09月16日 | その他いろいろ

9月12日から4日間、千葉県野田市の千葉カントリー倶楽部川間コースで日本シニアオープンゴルフが開催されたので、その予選ラウンドを観戦してきた、シニアトーナメントを観戦するのは初めて、若いころゴルフに熱中し、テレビでよく見た選手たちがシニアになってもなお活躍しているのを見るのはうれしい

コースに到着したのは午前8時ちょっと前、平日なのに多くのギャラリーが来ていた、東京から電車でも行けるからか、天気は晴れ、最高気温は35度の予想、紫外線防止クリームを塗り、日傘と水筒を持ってきた、夏場の観戦必須アイテムだ

このコースは何回かラウンドしたことがある、林間コースなので平坦で日陰も多く観戦は比較的楽だ方だろう

練習場での練習風景の見物は、日陰がなく暑そうなのでパスして、主に片山晋呉、宮本勝昌、兼本貢司の組について歩いてみた、100%一緒に歩くと大変なので、適当にショートカットして歩く距離を短縮しつつ、他の組もチョット見ながら歩いた、三人ともゴルフの調子はまあまあだったように見えた

観戦してみて気付いた点としては、

  • スマホによる写真、動画撮影が基本的にOKであった、これは初めての経験である、いいことだと思う、アメリカではずいぶん前からそうしている
  • ラフがすごく伸びていて選手を苦しめていた、100ヤードも飛ばないケースを何度か見た、また、ラフに入ったボールを探すのが大変そうだった
  • 選手の服装が短パンでもOKになっていた、今年からだろうか、猛暑のため合理的であろう、選手だけでなくキャディーの健康面も考えての決断だろう、支持したい
  • 通常、ホールを横切るギャラリーの通り道が設定されるが、今回のトーナメントではそれがなかった、コース保護のためと思われ、仕方ないと思うが、観戦には不便であった

日中の最高気温35度前後の気象条件でプロアマ競技、練習ラウンドを含めほぼ1週間連続してプレーする選手やキャディーはそれが仕事とはいえさぞかし大変でしょう、シニアだから余計負担が重いであろう、いくら屈強な体の持ち主でも、真夏の酷暑の時は乗用カートに乗っても良い、こういう緩和ルールもローカルルールで認めても良いのではないかと思った

選手、キャディ、大会関係者の皆さん、お疲れ様でした、観戦する方も体力がないとできないと思った


日経「私の履歴書、北岡伸一東大名誉教授」を読んで

2024年09月13日 | その他いろいろ

昨年、北岡教授の「日本の近代5、政党から軍部へ」を読んで勉強になった(その時のブログはこちら)、その北岡教授が8月の日経新聞に「私の履歴書」を書いたので読んでみた

履歴書には教授の近現代史の歴史認識や、教授がまとめた安倍政権戦後70年談話について述べている部分がある、その点について抜き出してみると以下の通りであった

歴史認識について

かつてあれほどすごい変革を成し遂げた日本が、なぜ戦前に愚かな侵略への道をたどったのか。こういう問いが常に念頭にある

戦後70年談話について

日本は大恐慌で打撃を受け、活路を対外膨張に見出そうとした、満州に続き欧州でも国際秩序に対する挑戦が起き、ついに世界大戦となった、国際秩序崩壊の引き金を引いたのは日本だった、アジアの国々と日本国民に悲惨な結果をもたらした政府と軍指導者の責任はまことに大きい

私は、これを読んで唖然とした、こうまでも我々の先祖のことを貶めることができるものだろうか。

我々の先祖が「愚かな・・」とは、また、「国際秩序崩壊の引き金を引いたのは日本」などとどうして言えるのか、学者とはこんなにも傲慢に先祖を断罪できるものなのか

満州事変、日中戦争、日米戦争などは日本が悪かったと決めつけることはできないと思う。教授のような善悪の決めつけは、占領軍が日本人に贖罪意識を植え付けるために考え出した歴史観と同じだ、教授の見解はそこから一歩も踏み出してなく、その歴史感に権威付けする結果となっている

歴史は勝者が自分たちに都合よく書くものだ、それを「ちょっと待てよ」とあらゆる証拠資料を調べて検討するのが学者ではないのか

歴史に限らず物事はすべていろんな角度、立場から見るべきだ、世の中には教授とは違う見方をする人も少なくない、ここではそのうちの一つだけ紹介したい

朝鮮戦争の収束方法に関して連合軍最高司令官であったマッカーサーとトルーマン大統領との間に先鋭な対立が生じ、結果としてマッカーサーはその重職から解任され、本国に召還された、事態は高度な政治問題に発展し、議会上院は軍事外交合同委員会を開催して、当事者の証言を求め、1951年5月にマッカーサーが証言した、その中に日本に関する部分があったので、それを引用しよう

日本は8千万に近い厖大な人口を抱へ、それが四つの島の中にひしめいてゐるのだといふことを理解していただかなくてはなりません。その半分近くが農業人口で、あとの半分が工業生産に従事してゐました。

(途中省略)

日本は絹産業以外には、固有の産物はほとんど何も無いのです。彼らは綿が無い、羊毛が無い、石油の産出が無い、錫が無い、ゴムが無い・・・・そしてそれら一切のものがアジアの海域には存在してゐたのです。

もしこれらの原料を断ち切られたら、1千万人から1千2百万人の失業者が発生するであらうことを彼らは恐れていました。したがって、彼らが戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだったのです(小堀桂一郎編「東京裁判日本の弁明」(講談社学術文庫)より引用)

敵軍の将であり、戦後GHQトップとして日本人に贖罪意識を植え込んだ人が、朝鮮戦争を経験した後でこういう認識に至ったということはあまり知られていない、いろんな歴史の見方を国民は知るべきだ


吉祥寺でお買い物

2024年08月31日 | その他いろいろ

吉祥寺に行ったので、いつもの通り、買い物をして帰ろうと思った、真夏の酷暑、家に帰るまでに1時間以上かかるので、溶けたり、腐ってしまう可能性のあるものは避けなければいけない、そこで今日はLIBERTÉ PÂTISSERIE BOULANGERIEのパンと、いせやの焼き鳥のテイクアウトにしようと思った

その前に、どこかで休憩をと思い、久しぶりにベーカリー/カフェのリンデ(Linde)に立ち寄り、コーヒーを注文して2階のカフェで休憩した、ここは穴場で、静かに休めるので重宝している

店内ではドイツの宗教音楽のようなものが流れており、天井も高く、教会でゆっくり休んでいる雰囲気になった

さて、休憩後は、同じ北口のLIBERTÉ PÂTISSERIE BOULANGERIEに行ってみた

いつもはクロワッサンを買って帰ることが多いのだが、最近はバケットの味を覚え、おいしいので、今日もバケットを買うことにした、長いバケットとハーフサイズがある、前回はハーフサイズを買ったが、翌朝の朝食で直ぐに全部食べてしまったので、今回は長いほうを買ってみた、400円、クロワッサンや他のパンよりかなり割安だと思った

バケットは翌日の朝食で食べたが、おいしかった

次に南口に行き、いせやに行く、遠くから見ても焼き鳥を焼く煙がもうもうと出ているのがわかる、むかしからの雰囲気が全く変わっていない貴重な店だ

いつもの通り、正面脇のカウンターに置いてある伝票に注文する焼き鳥の種類毎に数を書き込む、タレと塩の区別も、それを店のお兄さんに渡して支払いをし、しばし待つ、今日は10本くらいたのんだか、代金は1,000円ちょっと、ホント安いよ、ここは

10分以上待っただろうか、焼き上がりのものをもらい、帰宅の途に、ここで買う難点は帰宅途中の電車で焼き鳥の匂いが漏れてくることだ、通常のレジ袋は匂いを通すので、家からマイバッグを持参して、レジ袋をそれに入れて帰宅した、これでだいぶ違う

帰宅後、夜の食事で焼き鳥丼を作り食べた、相変わらずおいしかった

今日は満足しました、ご馳走様でした


終戦の日に関連する主要紙の社説を読んでみた

2024年08月20日 | その他いろいろ

終戦の日の前日、岸田首相が9月の自民党総裁選に出馬しないと発表をしたため、終戦の日の主要紙の社説は首相退陣に関するものとなり、終戦の日に関連する社説は16日の社説で扱われる結果となった。退陣表明をなぜ16日にしなかったのか良識を疑う、終戦の日は静かに迎えるべきだろう

終戦の日を扱った主要各紙の16日の社説を調べてみようと思い、読み始めたが、時間がかかるので、左派のA紙、保守派のB紙、経済紙のC紙だけを読み比べてみた、各紙のタイトルは以下の通り

A紙:戦後79年に問う 戦争の犠牲にどう向き合うか
B紙:終戦の日 危機の時代に平和をどう守る
C紙:「さきの大戦」と呼ぶ意味を考えよう

それぞれについて読んだ感想を簡単に述べてみたい

  • 結論から言えば、B紙の社説が3紙の中では一番時宜にかなった内容であった、主張も現実的であった
  • A紙の社説は大部分が靖国神社のことを書いているが、いま靖国神社を終戦の日の社説で取り上げること自体がピント外れだと思う
  • C紙も戦争の呼称のことを述べているがこれもピント外れでしょう、また、問いかけが「さきの大戦」と呼ぶ意味を考えようで、結語が、大切なのはあの大戦を「さきの大戦」ままにしておくことである、では問いに対する答えになっていない

さて、A紙やC紙の社説を読むと、あいも変わらず、戦前や戦中の戦時体制や日本の侵略行為とやらを非難し、今の政府や閣僚、国民に過去との決別や反省を求めているが、家族や祖国を守るために必死で戦った先人たちに対するリスペクトがみじんも感じられない。言っていることは占領時にGHQから教え込まされた戦勝国史観そのもので、日本を追い込んだ彼らの数々の悪行を全く見ていない。


(満州事変のリットン調査報告書について全国132紙が出した受諾拒否共同宣言、Yahoo!画像より拝借)

そもそも新聞に先人たちを非難する資格などあるだろうか、戦前・戦中に政府や軍部、国民を戦争に煽り立てたのは誰だ、強硬論を主張し政府や軍部の弱腰を非難していたのは誰だ、国際連盟を脱退して帰国した松岡外相を持ち上げたのは誰だ、バスに乗り遅れるなと言い出したのは誰だ・・・、自分たちのことは棚に上げ、もう反論できない先祖の名誉を貶めるとは傲慢そのものだ、一番反省が足りていないのは新聞である

さて、最近、オリンピックの卓球女子でメダルを獲得した早田ひなさんがテレビに出演し「アンパンマンミュージアムに行きたいのと、鹿児島(知覧)の特攻平和会館に行って、自分が生きているのと卓球ができているのが当たり前じゃないことを感じたい」と話をした、立派な心構えだと感心した、若い人がしっかりした意見を持っていることにうれしくなった