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気ままに生活してるシニアの残日録

映画「沈黙の艦隊」を観る

2023年10月14日 | 映画

公開中の映画「沈黙の艦隊」を観てきた。2023、監督吉野耕平。シニア料金1,300円だったか。観客は15名くらいか、シニアが多かった。

この映画は1988~96年に講談社の週刊漫画誌「モーニング」にて連載された、かわぐちかいじのコミック「沈黙の艦隊」を映画化したもの。日頃コミックやアニメにはほとんど縁が無いので、この作品は全く知らなかったが結構人気がある作品らしい。

日本近海で、海上自衛隊の潜水艦がアメリカ原子力潜水艦に衝突して沈没する事故が発生。全乗員76名が死亡したと報道されたが、実は全員が生存しており、衝突事故は日米が極秘裏に建造した日本初の原子力潜水艦「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だった。しかし艦長の海江田四郎(大沢たかお)はアメリカをも欺し、シーバットに核ミサイルを積み、アメリカの指揮下を離れて深海へと消えてしまう。海江田をテロリストと認定し撃沈を図るアメリカと、同じくこれを捕獲するべく追う海自のディーゼル艦「たつなみ」、その艦長である深町洋(玉木宏)。やがて海江田は「シーバット」を独立国家「大和」と宣言する。

映画を観た感想を書いてみたい

  • まず、この映画の終わり方が中途半端で、物足りない。続編があるのだろうと思うが、その説明がどこにも出てこないのはおかしくないか。
  • 映画を観る限り、偽造工作により日本の潜水艦が米原子力潜水艦に衝突するとか、「シーバット」を支配した海江田が独立国家を宣言するなど、余りに非現実的な設定であり、観る観客が「こういうこともあり得るな」とは思わないのではないか。
  • このような状況に接して、日本政府はあたふたとして何もできないことが描かれているが、既視感がある。「シン・ゴジラ」で見た光景だ。「シン・ゴジラ」の方がこの映画以上にあり得ない状況設定だが、政府の右往左往ぶりは「有り得るな」と強く感じさせた。しかし、この映画ではその辺の描き方がイマイチな気がする。

原作を読んでいないのでこの物語の本当の良さは分からないが、続編に期待したい。



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