「しっかり完熟したブドウを使った感じがする」と妻が言いました。おーっ！このワインの素性も伝えていないのに、鋭い！
カルディの棚には、「濃旨！！ワイン」のPOPがドンと貼られていました。
スペインはムルシア地方、遅摘のモナストレルを樽熟成させた濃い赤です。
モナストレルはバレンシア州モルベレド村周辺が原産地とされ、15世紀には文献に記述があるそうです。その後南フランスにも栽培が広がり、フランスではムールヴェルド、オーストラリアやアメリカではマタロと呼ばれているそうですが、余り馴染みがないですよね。
成熟が遅く完全に熟することが難しい品種ですが、栽培家の技術と努力で最近では世界的にも注目される品種に。
そうか、だから遅摘が特徴になるのかぁ。
濃いブドウジュースのような果実味たっぷりではなくではなく、しっかり濃いワイン(当たり前か！)。
なんと言うか、長期熟成されたワインとまた違った美味しさって感じです。
最近スペインのワインは侮れない。手頃な価格で美味しいもの多いですね。チリもうかうかしていられませんよ。
※カルディのHPから