RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

アヘン(変)効果のよしこちゃん

2007-01-05 17:20:50 | あんたそうと?

(るる母人形/キヌエ様)

今日はよしこちゃんに貰ったYo-Yo Maの
「シルクロードジャーニー」を聞きつつキーを打ちます
しょっぱなの1分31秒の歌い上げ
「Mongolian Traditional Longsong」は
意識も平原にぶっとんでなかなかのアヘン効果です

アヘン効果といえばよしこちゃんである
よしこちゃんは大学時代の友である
何年か前手紙を書いて送ったら
返事が来て、手紙と一緒に岡山で買ったといって
「大阪人」という雑誌が入っていた。
しかし、よしこちゃんは兵庫県人である
るるはたしかに大阪人だったこともある
いまやハーフである、博多と大阪の
まあ嘘である
血はかなり濃い大阪人なのだが
博多に住んで早18年ほどになるのでね

しかしるるはよしこちゃんと呼んではいない
そう呼んでいるのは彼女の幼馴染である
なんかしっくりくるのでそうしとこう

よしこちゃんは変な人である
まあるるもそこそこ変だけれども
よしこちゃんは最近自分で実家を設計し別棟に自分の部屋と
隣に幼馴染のお店と住まいを作ってそこで暮らしている
そこに遊びに行った時レンジローバーで駅に迎えに来てくれた
何故か弁当を持っていた
車をよく乗り換えていてたまに会うから
いつも違う車にのせてもらうことになる
いちど「この車スーパーで買ってん」と
言っていたこともあった。


彼女と始めて話をしたきっかけは
大学1年のスクールバスかばん事件である
毎日満員スシ詰め状態のスクールバスに
るるは乗ろうとしたが乗れず、その上肩から提げていた
ショルダーバッグが他の学生達の間にもぎとられて
持ち主不在のままバスに乗り込んでしまったのだ
そしてバスのドアは閉まり発車オーライ

こらこらである、るるは窓際にいる同じ学科の
よしこちゃんに叫んだ
「かばんが~かばんが乗っている~!」と
次のバスになんとか乗り、るるは電車の駅に着いた
そこでるるのかばんを持って、待っていてくれたのが
よしこちゃんであった

独身時代はよくあちこち旅行や美術館やに、一緒に行った
しかし二人が行くと何故か休館日だったりして・・・。
待ち合わせをするとお互い何故か動かずに
柱の反対側で1時間ほど待っていたり
旅行で行った先でロープウェーに乗ったら
二人っきりで、しかも強風で丁度中央のあたり
かなりの高さで宙ぶらりんで止まり
しばらく強風でゆれる箱に二人閉じ込められたり
さすがに高いとこ好きのるるもこの時ばかりは怖かった
「おっかあさ~ん」と思わず叫んでいた

今も時々メールが来て旅の誘いをくれる
この夏も
「ほんまに3日程北京か天津にいかへん?電話かけたら
チケットがとれてもた行けば何とかなるやろ、どう?」と言ってきた
天津に共通の友達がいるので、そこに泊めてもらおうというのであった
しかしるるはパスポートがきれてますし
そんな余裕もなかったので、喉から足?が出るほど
行きたかったが、無理だとことわった
その後、天津の友達から無事よしこちゃん確保のメールがあった
この天津の友が秋に日本に一時帰国のときも
奈良に一緒にいかへん?と誘ってくれたが行けなかった

しばらく会わないとアヘンがきれた状態で会いたくなる友達でもある
また懲りずに誘ってくれ
いけるときがくるまで

今日のお唄

「大阿蘇」(三好達治)

雨の中に馬がたつてゐる
一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる
雨は蕭々と降つてゐる
馬は草をたべてゐる
尻尾も背中も鬣(たてがみ)も ぐつしよりと濡れそぼつて
彼らは草をたべてゐる草をたべてゐる
あるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる
雨は降つてゐる
瀟々と降つてゐる 山は煙をあげてゐる
中嶽の頂きからうすら黄ろい 重つ苦しい噴煙が濠々とあがつてゐる
空いちめんの雨雲と
やがてそれはけぢめもなしにつづいてゐる
馬は草をたべてゐる
艸千里浜のとある丘の
雨に洗はれた青草を 彼らはいつしんにたべてゐる
たべてゐる
彼らはそこにみんな静かにたつてゐる
ぐつしよりと雨に濡れて いつまでもひとつところに
彼らは静かに集つてゐる
もしも百年が この一瞬の間にたつたとしても 何の不思議もないだらう
雨が降つてゐる 雨が降つてゐる
雨は瀟々と降つてゐる