23インチのワークブーツXL250Sと錆びオヤジとブロンコも

昭和のバイク、昭和の車が大好きな
オヤジがいじり壊したり
治ったつもりのやっつけ仕事を
綴った独り言です。

北海道キャンプツー 二日目

2012-08-04 16:33:18 | 北海道ツーリング 2012

翌日(上陸二日目)、朝、5:00まえに数種類の小鳥たちの声で起こされた、

テントから出ると、外は、少しモヤってる、

BMW氏も起きだし、「おはようございます、早いですね」と話しかけてくれた。

互いに朝食の支度をしながら「いつ、こられたんですか?」と私

「きのう、苫小牧にフェリーで」とBMW氏、

聞くとどうやら同じフェリーに乗ってたようだ、

「今日は、どちらへ行く予定?」とBMW氏

「ゆっくりと北へ向かい宗谷岬へ」と言うと

「じゃ、同じですね」

BMW氏は、以前から数回オフ車で廻り、林道三昧されてたようで

現在はビッグマシンでゆっくり走ってるそうだ。

などと、会話していると、彼は、そそくさと片づけ始め、こじんまりとした

トップケースとパニアケースにコンパクトにパッキングし終わり

「では、またご縁がありましたら」とさらっ出て行った。

私は、もういっぷくつけ、品のないプラケースにパッキングし

薄汚れたブーツを履き、うかつにも、彼がカッコイイと思えてしまった・・・

そのころには、すっかり快晴、ウインタージャケットを着込み

ちょうどいい気温です。さぁ、いくどー、北海道!

 

キャンプ場からしばらく国道でない一般道をあえて走り

一面の牧草地、初めて北海道を走ってる感じがわいてきた。

まだ朝早い時間だけあってすれちがう車もバイクもいない、

思わず叫びたくなる。

一気に日本海側にでてしまうのも、もったいない気がし、

あえて、朱鞠内湖の方へ行ってみた。

きれいな形のモミの木、とあるパーキングで

 

さぞかし冬には、きれいなんだろなぁ

眼下に朱鞠内湖を望み、一回目のいっぷく休憩、

  

展望台があるだけのパーキング、きれいでした。

 

幌加内町に入り、

 

過去にこの気温を記録したことがあるらしく、記念して

モニュメントがあると、ツーリングマップルに記載されていたので

向かってみたが、思ったほどでもなく、とりあえず写真に収めた。

 

2回目の給油、そろそろしたいとこで国道40号に出

ホクレンのGSがすぐにあった、やった!初のフラッグゲットだ、

満タンにしてもらい「フラッグ下さい」と

事務所に行き「何本ですか?」

「色違いで、2本ください」と言うと「ここでは赤しかないんですよ」

そうです、私はホクレンフラッグのシステムがわかってなかったんです・・・

そこで、初めてパンフをもらい、説明され、わかった。

「なるほど、地区ごとに分かれてんだ」すごくはずかしかった・・・

 とりあえず、赤、ゲット!

そこから、天塩川ぞいに一気に日本海側向かい、途中道々を抜け

 (道々にて)

やった!きたきた!遠くに日本海が見えてきた、もうすぐオロロンラインだ!

 

海沿いの道は、ひたすらまっすぐ、この空と原野だけ、気持ちいい、いや、それ以上の感覚、

 北緯45度のモニュメントで

 

しばらく道はまっすぐ、はるかむこうの方に夏の逃げ水が、そこに対向車のバイクが

かすかに、ちらちら見えてくる、なんなんだここは?

ここは日本?

 

風力発電、でかすぎて、

 

 

このオロロンライン、気持ちいいには、わかるが、数台のアメリカンが

対向側からきた、そのうちの一台のでかいトライクが右車線を走ってる、

私が近づいても、右を走ってる、「ばかやろー!」と、とおりすぎてから叫んだ。

しかし、それ以外のライダーさんたちは、気持ちよく、あいさつしてくれてる、

ふつうは、そうだよね、

この直線何キロ走ったろ?しかし、稚内は遠い、

だんだんうすぐもりになり、急に寒くなってきた、

今日は、休日だというのにそれほどすれ違うバイクも車もいない、こんなもんなんだろうか?

なんか、ふと、さみしいような遠い遠い国にでも来てしまったような感覚になった。

やっと、稚内に入った看板、ガソリンが心配になってきて稚内市内へ入り、ホクレンでないとこで

満タン、そこから宗谷岬へ向かうが、これまた遠い、そんなに走る?ってぐらい走って

「あっ、あった!」いきなり最北端のモニュメントが見えた。

・・・なんか、想像してたのと違う、「感動すんだろうなぁ」って思ってた私には、小さく見えた

 

でも、パチリ

ここも人が少ない、「写真撮るの順番待ちかな?」と考えてたのに。

確か、ここで2:00過ぎくらい、まわりのお店は閉めはじまってる、

かろうじて開いてた「日本最北端食堂」とやらで、おそいお昼、

誰もいない店内で「ホタテ味噌ラーメンとミニウニ丼で」

出てきたミニウニ丼がホント、ミニだこと、つづいてホタテ味噌ラーメンが出てきた

 「あっ、写真!」気付いたのは、大きなホタテを1個食べてしまった後、パチリ

 (二つのホタテが入ってた)

ウニ丼の写真、撮ったつもりが撮れてなかった。

おなかも目も満たし、なんか、あっけにとられた最北端をあとにした

そこから丘に上がり宗谷丘陵、ここも出発前から行ってみたいと

おさえておいたとこ、「うわー!すごい」言葉にならない、なんて言ったらいいのか

きれい、高台に上がると丘の向こうに日本海とオホーツクが、見える。

この時、うすぐもりだったがもし、快晴だったら、もっときれいに見えてたかも、

 

「あっ、キタキツネ!」

 

過去に数回北海道を訪れてるが、野生のキタキツネは初めて、

しかも、親子?2匹(頭?)、やっと会えたね、きつねさん、かわいかった(*^_^*)

キツネにさよならし、少し走ると、またまた、風力発電、「でかい!」

Sに刺さってしまった

 

 

しかし、きれいだ、「あー北海道に来てよかった」としみじみ感じた瞬間だった。

そろそろ今夜の宿探し、オホーツク海沿いに網走方面へ向かう。

時間は、4時前だったと思うが、海沿いはいっそう寒い、

オホーツク海を見ながらいっぷくし、ウインターウエアーの下にトレーナーを着込んだ。

 

冬には、流氷が来るんだ、寒いのも仕方ないか、

それにしても、この国道238号、この時間帯、ぜんぜんバイクが走ってない、

みんな、もう、キャンプ場入りしてしまってるのか?時々すれ違うのは

トラックばかり、しかも、「高速?」みんなガンガンとばしてるし、

浜頓別に入り、クッチャロ湖畔キャンプ場の看板が見えた、

ここは、以前6年間単身赴任していた友人S野くんお勧めのとこ、

夕方前に着き、受付前にキャンプサイトを確認、「おー、きれい!」

すぐ目の前にクッチャロ湖があり、サイトの芝も手入れがされてた。

隣の温泉で受付し、サイトに戻り、ジェベル氏のとなりにテントを広げ

着替えて、温泉に浸かった、スーパー銭湯の様な感じ、

そのまま、温泉でもらった地図をたより、近くのセイコマに買い出しへ

ほてった体が、心地よい、また、荷を下ろしたSが爽快に走る、

テントに戻ると湖面が

 

夕日が、うつくしい、「来てよかった」 

 今日は、ここに泊まると妻に連絡しようと携帯を出すと

電源が切れてる、バッテリーが完全になくなってしまったようだ

充電したいとこだが、トイレのコンセントを無断で借りていいものかどうか?

おそるおそるコンセントを差してみると通電してないみたい、携帯のランプが付かない

乾電池の充電機もあるが、完全になくなると充電できないらしい、「つっかえないやつ!」

しぶしぶ温泉に行き、丁重にお願いした。

テントに戻り、夕食の準備、家から持ち出したパスタ、セイコマのパスタソース(ぺペロン)

ごぼうサラダ、冷奴、のどごし生350一本、

パスタはアルデンテにゆであがり、「いたたきまーす」

みんな静かだ、ときおりかすかにしゃべり声はするが、「しーん」

こんなのありえない!

温泉に携帯を取りに行き妻に連絡し、シュラフに入った。

 

つづく、

 


北海道キャンプツーリング2012 準備からスタートへ

2012-08-01 22:18:22 | 北海道ツーリング 2012

さてさて、準備も整い、出発当日、夜勤明けでAM5:00帰宅

フェリーの時間は18:30大洗港発、風呂入って少し寝て出れば余裕、

しかし、寝れない、かなり興奮ぎみ、

まあ、フェリーであきれるほで寝れるしね、

予報は、水戸地方夕方から雨らしい、初日から雨は避けたいので

少し早目の午後1:00自宅を出、雨にも降られず3:00大洗港着。

乗船受付前駐車場(かな?)には、すでに、4台のバイクが停車していた。

受付を済ませると、「バイクの方は、フェリー横の駐輪場に停めてください」とのこと

そこに行くと、あらま、いるわいるわ、30台近くのバイクが停車してる

まだ時間前で出港までには、まだまだ増えそう、

しかも、ほとんどがハーレー(言い過ぎではないと思う)やBMW

そこに、少数の国産リッターバイク「俺って場違い?」と最近のスクーター

こんな昭和のXL250Sで、と思ったら、あらら、遠くにカブの姿が、

キャリアには横1メートルくらいありそうなプラBOXを付け、フロントかごには

釣りざおが垂直に刺さってる、髪を後ろでしばった50後半オヤジ、なんか、ほっっとした、

乗船し客室に入ると、「なんだっ、このベッド、せまっ!」

肩幅くらいしかない、しかも隣との間隔がない!寝返りもできない、

結局はしっかり寝てしまったが、

フェリー内でのよるご飯、翌朝ごはんは、妻の作ってくれた弁当とおにぎり

あらためて、「まま、ありがと、愛して」いやいやそれ以上は、、、

でも、出発前に、「いってらっしゃい、気をつけてね」て弁当と少しばかりの

おこずかい、やっぱり「ありがとう」

 

翌日、目が覚めると船内のナビでは、青森県沖を通過中、外は寒いあめ

携帯で天気を確認すると苫小牧は晴れらしい、「ほんとかな?」

北海道の陸がみえてき、いよいよ上陸!フェリーが港に入り

下船準備をしていると携帯が鳴った、Hさんだ、

富良野からむかえに来てくれることになってた、「フェリーの見えるとこに

いるよ」急いでデッキにあがり外を見ると「いたいた、おーい」しかし目立つ

車だ、一発で見つかる。

やっとこ下船し、Hさんのとこへ向かった、お互い「久しぶり、ふけたねぇ」

電話やメールではやり取りしてたが、顔を合わせるのは10何年振りだろう?

Hさんとは20年来の友人で以前関東に住んでおり10何年か前に小樽に

引っ越されれ、北海道に行ってから会ってなかった、

「しかし、相変わらずかっこいいね」確か私のXL250Sと同級生のカリーナ

 

なんと、この車、昨年、鹿児島から程度のいい部品取り車を購入、陸送し

切ったハッタで札幌のショップで総額140万かけレストアしてます、確かに

びかびかでした、よく奥さんが怒らないこと、感心します。

Hさんが帰る途中の奈井江まで並走してくれるとのことで、いよいよ出発!

出てすぐ、私のSがリザーブに、「さっそくホクレンフラッグ!」と思ったが

近くのエネオスで満タン、まだ先は長いしね・・・

信号待ちのたびに昔話し、ほんとなつかしい

奈井江の道の駅で遅いお昼と休憩、「日本一長い直線道」の看板で

写真ポチっ29.2㌔だって、ありえない

  

 「じゃ、この先のインターから上がるから、いい旅を!」とあいさつし

しばらくすると、信号でもないとこで、Hさんが止まった、「どしたん?」

と聞くと「エンジンが吹けない」えっ、うそ、とりあえずり路肩に寄せ

エンジンをかけると吹けずに止まってしまう、何度もやってると

まったくかからなくなってしまった、ボンネットを開けプラグコードを

外しクランキングすると火は飛んでる、燃料ポンプの回転音もする

「なんで?」

「くらちゃん、先行っていいよ」とHさん、「では」ってそんな訳に

いかないよ、しばらくからかってたがエンジンは、かからない、

ふと、燃料ホースを指でつまむと「おや?」圧がない

「Hさん、もしかしてガス欠?」フューエルゲージをみると

ほとんどエンプティー「はあ?」しかし

Hさんは「これくらいなら、まだ走るはず」だって

私は、万が一のためガソリン携行缶2Lを持ってきていた、

「今が、万が一?」かよって思いながら荷物をほどき、カリーナに

入れて、クランキングすると、あらまっ、かかった

「バイクじゃなく車がガス欠かよ」って思ったが口にはせず。

なにはともあれ、かかってよかった、先に進める、

荷物をまとめ、あらためて、別れのあいさつを交わし、先を急いだ

結局、携行缶は帰りまで不要だった、Hさんのためだけだった(T_T)

1日目は、極力北上し名寄あたりまでは行きたいと考えてたが

そんなサプライズやHさんと別れてから道に迷ったりで

滝川の先あたりから暗くなり始め、そこいらでキャンプ場を

探した。「ホタルの里キャンプ場」の看板を発見、

7:00ごろに着き受付にいくと「フリーサイト、空いてるかな?」の返事

サイトに行くと、まあ、混んでは、いるが空いてないこともない

再度受付に行き、「空いてます」って¥500をしはらい、

横浜№のBMW氏のとなりにテントを広げた。BMW氏はテント内にいないようだ。

あした顔を合わせたらあいさつしようと思い、軽く着替え歩いても行ける温泉

に入った。その名のとおり露天風呂からはホタルが飛び交い、また星がきれい

これで¥500なら安すぎ、とても幻想的、感動で1日目の疲れが飛んだ。

 

つづく・・・