約10年くらい前に乗ってた車です。
1975年式 カリーナ1600GT ハードトップ です。
錆びオヤジの「錆び」はここから始まったのかも?
この車との馴初めは、長女が生まれた年のこと(24年前)、当時の会社の先輩からタダ同然で譲り受けた。
その先輩はこのカリーナのほかにもTE27レビンも所有しており、どちらか欲しいとしばらくの間、交渉し私のしつこさに先輩もなくなく折れ、手放してくれた。
しかしこのカリーナ、当時はエンジンはかからず、ボディーの錆びはそれほどではなかったがあちこち塗装は剥がれ落ち、フロント左フェンダーはベッコリおもいきりへこんで錆びが出てる状態でした。
牽引ロープでもってき、エンジンを下ろし、まずはキャブ(ソレックス)2個をオーバーホールし、エンジンはピストンリングとバルブすり合わせ、ステムシールを交換し、エンジンは息を吹き返した。この時の感動は今でもはっきり覚えてる。
次にボディーです。へこんだフェンダーは一度外すと2度と付きそうにないくらいへこんでたので裏側から大まかに叩きだしあとはパテで成形し塗装するのみ・・・
ってとこで事件!なんとこんな状態で車がないっ! 車両盗難です。あわてて警察に届けたが、登録もされてない(ナンバーが無い)車なんて、まず出てこないだろうなど言われた。
3か月くらいたったころ、半分あきらめかけたころになって警察から見つけたとの電話があった、近くのお寺の裏手に放置されており、近所の人が通報してくれたらしい、こう言うのを見つけたって言うのか?と思ったが・・・
幸いにして無くなってたのは、純正ハンドルのみ、警察が「取りに行く時はハンドルを持ってきてください」 と言った意味がわかった。
いよいよ全塗装です、塗料は板金屋で元々の色を作って貰い自家塗装(黒ではなく濃いブラウンです)、
はれてナンバーが付きました。
あこがれてたソレックスサウンド、酔いしれました
ワタナベを履かせ、それはそれは嬉しかった
また、センターピラーがなく、ドアガラスを前後とも開けて走るとすっげ~気持ちよかった
当時ある人の紹介でとある某旧車雑誌の取材を受け、3ページに渡り掲載されたことがあった。取材料はその雑誌のステッカー数枚のみ・・・そんなもんなんだろう、
3冊くらい買った記憶がある・・・
数年後の正月、走行中いきなりファンベルトが高音で鳴きだし、バッテリーランプが点灯、あわてて路肩に止めボンネットを開けみて見ると、なんとオルタネータが割れてる!ベアリングがロックしてしまいオルタネータのケース?まで逝ってしまったみたい。 隣に座ってた当時まだ幼かった長女には泣かれ、携帯なんてなかった時代、こっちも泣きたかった。
またまた数年後のこと、会社帰りの途中、爽快なソレックスサウンドに酔っていると、突然エンジンから「ガラガラッ」と尋常ではない音がし止まってしまった、暗い中、恐る恐るボンネットを開けるとやたらオイルのにおいが漂ってる、懐中電気でみて見ると、チェーンテンショナーがない、折れてしまったらしい、瞬間的にカムチェーンがあばれタペットカバーまでワレテしまった。エンジンルームはオイルまみれ、そんなことって あり?幸いにも後輩の家の近くだったので来てもらい(このころになると携帯は持ってた)牽引ロープで帰宅。
部品取りとして持ってたTE27トレノです。
このエンジン(2TG)は通称「イナゴ」、1750CCにボアアップされたエンジンとのことだったので、さっさとエンジンを載せ替え、生きかえりました。
ホントに「イナゴ」だったのか定かではない、体感できるほどの差はなかったような・・・
数年後、
このカローラ セダンGT(エンジンはカリーナと同じ2TGです)を旧車雑誌の「売りたし」で見つけ、大阪まで友人S君と取りに行き、2年おき(車検が切れるまで)にカリーナと、このカローラを交互に数年間乗り継いだ。
これにもいろいろと泣かされました、
つづきは、次回・・・