草の実窯だより

岐阜県のはしっこの里山のふもとから おりにふれて陶器や窯や、草木の色や雲の様子や…そよっとふく風のようにお伝えできたら

初霜

2014-10-30 05:50:27 | 日記
これは昨日の朝の写真、賑やかに色づきはじめた木々に朝日がとどいた一瞬です。露を含んで鮮やかな紅葉が斜め後ろくらいからの日光のシャワーを浴びて、透きとおる清々しさを放つ短い時間をゆっくりと過ごせる朝のしあわせ。

出勤のために外に出たら、穴窯の屋根を押さえている古材がなんだか白い…初霜です。



まだまだ青い休耕田の草の上にも、霜。


くり猫は当然ストーブ独り占め(笑)

寒い日々がやって来ました、みなさん風邪などひかれませんように。


お知らせ

2014-10-25 16:33:12 | 日記

加藤 惇 作陶展
会期・2014年11月6日(木)~11月29日(土)
会場 ・下石窯元館 ギャラリー翔
時間・AM 10:00~PM 5:00

ギャラリー 翔・土岐市下石町900-1
電話 0572-57-3528

くり猫♂の久しぶりの個展です。あるかたにお声をかけていただき、こつこつ準備をして来ましたが、搬入の日が近づくにつれ、何となく気忙しさが増しているこのごろです。会期は一ヶ月近くあります、お近くへいらしたらぜひぜひお立ち寄りくださいませ。くり猫♂は土、日は会場にいるようにしたい、平日も都合がつけば出来るだけ顔を出すといっています。どうぞ宜しくお願いします

JR西日本

2014-10-23 06:49:41 | 日記
18日(土)から19日(日)にかけて山口県へ。新幹線から在来線に乗り換えてとある町まで、30年前から変わってなさそうな懐かしく好ましい駅の風景です。

このベンチも、ずっとここで列車待ちのひとびとを休ませてきたのでしょうね、飴色の木の質感にひかれて思わずぱちり(^^)

そしてそして、列車の乗降口の横についてるこのボタンは…
お客さんが自らドアを開けるためのボタン! 自動であかないときはこのボタンで…みたいなことがかいてあります。ボタンがない車両では直接取っ手で開ける、みたいなことも。 私たちが乗った車両は自動で開いてしまったので試せなくて残念でした

下関の老舗の河豚料理の店、ここの瓦はかつてくり猫♂の父が瓦を焼いていた頃に作ったとのことでしたが、その後の建て替えのときに変わってしまっていました。かつてとおなじ黄瀬戸で作られていたことは少しだけよかったかな…

このあとよくばって門司へわたってレトロな洋館を見たりと、楽しい時を過ごしたのですが、本州と九州はなんと歩いても15分ほどの距離だったって、はじめて知りました(笑)

さっそくに。

2014-10-05 06:25:10 | 日記
窯出しを終え、後片付けも一段落。いま窯から出たばかりのうつわを使いたい一心で、疲れた体をものともせずにスーパーへひとっ飛びのくり猫♂♀、さすがに手のこんだことをする気力はないので、のせかえるだけでOKのお刺身を調達。さらりとした上がりの鉄釉は、お刺身を魔法のように美しい色合いに見せてくれたのに、うーん、照明の具合か腕のせいか、なんだかイマイチの写りだけれど、はやく始めたくて妥協(笑) お酒も肴も美味しくいただきました!

今日は窯出し

2014-10-04 16:01:19 | 日記
火を止めてから6日、この間温度計をチェックしながら、しっかり塞いであった焚き口を少しずつ開けたり、まだ赤く火が残る熾を掻き出したりという作業をしながら今日を待ちました

出したものは窯のなかにあった場所を確認しながら、並べていきます
ついつい手を止めて焼きの具合を確かめたり、互いの作品を観賞したり……少しがっかりの予想外やら思いの外の上がりやら……早くも次はどんなふうに、などと気の早い言葉まで出てきたりして(笑) やめられませんね。