草の実窯だより

岐阜県のはしっこの里山のふもとから おりにふれて陶器や窯や、草木の色や雲の様子や…そよっとふく風のようにお伝えできたら

今日、春を楽しんで

2017-04-21 13:45:38 | 日記
庭の砂利のなかにスミレを見つけました。


我が家のまわりにさまざまな花が咲き、ようやく「春」を実感できるこの頃です。

去年だったか、帰宅途中のドラッグストアで衝動的に買った畑ワサビ、後で調べたらワサビ田で栽培するものと種類は違わないとか。確かに、おんなじ花ですね。

地続きの山ぎわで毎年楽しませてくれるミツバツツジ。

毎年花も実も楽しみなジューンベリー、後ろの赤い花はボケ、黄色いのはミズキ。

はじめて花をつけてくれたアーモンド。

もうすぐ満開のヤマザクラ、まだ咲いてないヤマザクラもあって、時間差で楽しめます。

そして何よりも、春は自然のめぐみがたくさん!小雨でもわらびが気になって山の畑に行ったら、思いがけず名残のつくしが、そしてもちろんワラビもありました。いっしょに入っているカラスノエンドウの若い葉は、ちょっと青臭いけれどこの季節に一度は食べます。コゴミはありがたい庭先山菜、いつも知らぬ間に出ているのです。これからつくしのはかまをとったりワラビのあく抜きをしたり・・・春は忙しいのです。

仕事ですからこんなこともしなければはりませんし、ね(笑)

穴窯用に積んである薪のかげにバイモが咲いています。大好きな花なのに咲いているのに気づかず過ごしてしまうところでした。がさつに暮らしてしまっている日々をちょっと反省です。
ことしは去年よりたくさん花をつけてくれていました。




うつくしい器、懐かしい人

2017-04-16 14:31:59 | 日記
ぽかぽか日差しが暑いほどの日曜日の午後、瀬戸市のギャラリー「かわらばんや」に出掛けました。折しも陶祖祭りで賑わう商店街のアーケードを抜けて、改装なったギャラリーにおじゃますれば・・・
誠実な仕事ぶりのうつくしいうつわたち。
作者の渡辺琢哉くん、その頃の呼び名では琢ちゃんは瀬戸市で陶芸を勉強していた頃の学校の同級生、変わらぬきちんとした仕事をした作品と懐かしい顔におあいできたよい日です。

また!ウバユリ

2017-04-09 13:38:21 | 日記
先日のブログでウバユリの天ぷらを食べた、などとのせましたが、今日再び少し採ることにしました。
いまが盛りの我が家の妖精たちのすぐちかくまで勢力をのばし、旺盛に成長しているのを見るにつけ、たくましさに感心するやらカタクリの心配をするやらで、なんとも落ち着かない日々なのです(笑)

ほら、こんなに近くに、元気に成長中のウバユリたちが。これはやはりもう少しいただかねば、ということで掘りあげてみたら・・・先日載せたのよりずっと立派な鱗茎が出てきました。前には「いちおうユリだけど鱗茎はせいぜい親指ふたつに満たない」などどいい加減なことを書きましたが、写真のいちばん左のが先週サイズとすれば、今日のは優に3倍くらいもありそう。ウバユリの鱗茎は小さい、という根拠の無い記事を信じてしまわれる方はいらっしゃらないとは思いますが、ここで訂正しておきますね。「ウバユリの鱗茎は地上部の大きさから言えばやはり小振りだけれど、決して親指2本分ほどが最大ではない」のでした❗
さぁて、この生命力のかたまりのようなユリ根を、今日はどうやっていただきましょうか。

ウバユリ ほろにが 春の味

2017-04-03 00:16:52 | 日記
我が家の土手のカタクリ、ようやくひらき始めました。去年より1週間くらい遅れているようです。

カタクリのあるところにはウバユリも芽吹くのですが、花の時期が異なるとは言え、ウバユリはとても旺盛なのであまりふえすぎても・・。そこでふえすぎたぶんは春の恵みということでありがたくいただくことにしました。
これからどんどん大きくなるウバユリは、いちおうユリなので地下に鱗茎がありますが、大きくてもせいぜい親指ふたつ分あるかなしか。それを掘りあげてきれいにするとこんな感じ。

古くなってもうダメだと思っていた椎茸の原木に、なんと知らぬ間に大きくなりすぎていた椎茸、これも嬉しい春の収穫です。ウバユリとともに天ぷらにしました。

ウバユリは少しほろ苦くて、季節を楽しむお酒のあてにはぴったりです。微妙な味わいを薄めてしまわないように、少し抹茶を混ぜたお塩をつけて、シンプルにいただきました。