母の三回忌に弟が引き物にした京印伝の巾着小袋がありました。
黒の鹿革に漆のトンボ模様が入っています。
僧侶の弟は巾着のようなものは使い勝手がいいのでしょうが、
使い道に困っていました。
よいもののようで口の部分の絞り紐のつけ口もなかなかしゃれている。
携電話や車のキーや財布をいれておくのには便利そう。
おとーさんに聞くと使うつもりはないと言う。
それなら私が使おう。
肩掛け用に黒のバック用ベルトを用意して、黒の皮にDカンを挟み込み
カシメで止めてみました。
肩からかけられるポシェットに変身しました。
「どうよ?」とおとーさんに聞くと、
普通の人は値段を知ったらいじらないでしょう。
と言われてしまった。
押し入れに眠っているよりもよっぽど活躍してくれるものになりました。