盛夏の季節、天候不順のこの頃

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第37回上尾市美協展開催

三越個展の油絵NO.15 運河の滞船F50

2007-05-03 06:59:44 | インターネット美術館
 海と船が好きで、よく北海道にも取材旅行に出掛けました。
特に、小樽の運河のうらぶれた風景が描きたくて、、、
広い北海道の中で、小樽駅周辺、支笏湖、洞爺湖、函館など
に数え切れないほど写生に行きました。若くてバイタリテイが
あったようにも思えます。

<石川啄木と小樽について>
1907年小樽日報社記者として、働くことになり小樽に、、、。
しかし、小樽日報社内の紛争が起き、啄木が関わったために退社、
翌年の1908年に釧路新聞社の記者として単身赴任とのようです。

三越個展 運河の滞船F50  町田 譽曽彦 
                  まちだよそひこ(制作:30才前半)

「小樽の運河、船が浮んでいる自然な空気をカンバスに描きたいと、、、
小樽シリーズで小樽の風景を何枚も描いているといつの間にか、
自分が小樽に住んでいるみたいな気持になることが時々ありました。」





石川啄木の歌碑
「かなしきな 小樽の町よ 歌ふこと なき人人の 声の荒さよ」
石川啄木の目で見た、小樽を歌に、、、
函館のイメージが強かったのですが、小樽に歌碑があるとは、、、
港町が歌のモチーフに、、、


小樽市内には、小樽公園と小樽駅前の2箇所に歌碑。
小樽は石川啄木が住んでいた期間がとても短かったようです。



■東京・三越個展10年連続、ゴールデンウィークにて■
  ル・ロンポワン「日々あれこれ」より
  2007/ 5/ 5(土) ボクにとってのゴールデンウィーク
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   GWという響きが、子供こころから好きだった。
   一年を通して一番気候がいいこともあるが

   絵描きである父の個展が銀座や新宿の某百貨店で
   毎年開催されていたのがこのGWで

   この一週間ばかりは母親も着物を着たり
   おしゃれなコサージュをつけた服を着て会場入りしていた。

   そして、祖母が僕たち姉弟の世話に泊り込みで来てくれる。
   なにもが嬉しかった。

   そう。学校から帰るとおばぁちゃんがいるのである。

   NHKの朝の連続ドラマの放映時間は
   祖母の聖なる時間と教わるのもこの頃である。

   レセプションの日は僕たちも会場に連れて行ってもらえた。

   最大の目玉はパーティーのご馳走と
   エレベーターに乗って建物内を探検することだった。

   なぜ。エレベーターなのかは愚問で

   帽子をかぶった綺麗なおねえさんがいるからである。

   えぇ~っと。

   余談が膨らみすぎて
   このまま終わろうかと思ってしまうが

   本題に戻ります。

   要はGWがボクにとって
   とても懐かしくも思い入れのある時期であるということ。

   はい。

   二年前のGWにレセプションが開催された。

   今度は父の個展でのそれではなく
   ボクの店の開店レセプションだった。

   自分で招待しておきながら10坪程度の会場に
   把握できるだけでも200名以上の方が参加してくださったことは
   ボクの最高の思い出である。

   ボクが中学3年の冬。

   姉の葬儀が行われた。

   そのときに参列してくださった方々の
   あまりの多さに驚いた。

   家には入れず、庭から道路を挟み
   家の前にある公園にまで姉の友達で溢れかえっている。。

   社交的で心優しい姉は
   エゴイストのボクと違い
   人と人との潤滑油になっていた。

   そう。そのころのボクは対極に
   閉鎖的で何もかもを斜めから見ていて
   一層、理屈っぽく
   友達と呼べる仲間はいなかったのだ。

   ボクには、こんなに多くの人がリレーション良く駆けつけてくれ
   男の子たちも人前で姉のために号泣している姿が信じられなかった   
   のだ。

   ひとの力って。。 

   姉を失って得たものは大きかった。

   そんな感情が交じり合っての自店のオープニングレセプション。

   姉の倍の年数を生きて
   やっと、ボクにもこれだけの方々が集まってくれた。。

   そのレセプションから
   まる二年が経過した。

   今年もなお、いくつかのお花が届いたり
   わざわざ顔を出してくださった方もいらっしゃった。

   本当にありがたく思っております。

   人生において報われるときは一瞬。

   その儚くも刹那の花を咲かせるために


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