懐かしい時代劇 『海は見ていた』
黒澤明監督が映画化を進めつつも果たせなかった山本周五郎原作の遺稿をもとに、巨匠・熊井啓監督が映画化。
不幸な境遇を笑顔でやり過ごしながら生きる女たちの姿は、初期黒澤映画『一番美しく』の乙女たちのように健気で美しく、またクライマックスの大洪水はそんな彼女たちの哀しみを、せめて一夜だけでも洗い流してやろうとする作り手たちの慈愛にほかならない。
舞台は江戸時代の深川。そこには、人の良さからすぐ客にほれてしまうお新(遠野凪子)や、いつもヒモの銀次(奥田瑛二)に金を巻き上げられてしまう菊乃(清水美砂)など、岡場所に生きる遊女たちの姿があった。
やがてお新は不遇な若者・良介(永瀬正敏)と相思相愛の仲になるが、そんな折り、暴風雨が深川を襲う…。
初めて来たお客に惚れしまう
時代劇の着物や桂が好き・・ 置屋になじみのお客さんと和気藹々
野川由美子・若い時はとても美人で好きな女優さん 惚れたお客が言った言葉を誤解して素人に
清水美砂・綺麗 粋な女っぷり 友を助け自分一人だけに・・
休憩