・2016/08/24、今朝の県立三木山森林公園の気温:25℃と未だ気温の高い朝でしたが、心地よい風と蝉の鳴き声のなか、ラジオ体操、ストレッチなどを楽しく行うことができました。
・むのたけじ さんが101才で亡くなったと報道がありました。
・我々、独身時代 むのたけじさん の 書籍が、確か、ベストセラーとなり、誌名は忘れましたが、私も購入して、彼の主張に感動した経緯があり、”むのたけじ” という名前は今も私の中でも鮮明に覚えている人の一人でした。
・今年5月の憲法記念日、護憲集会に車いすで登壇して演説されたそうです。
・しかし我々一般の人間(集会やデモに参加しないもの)とっては詳しいことは分からない状況で、過ぎ去ってゆきます。
・2016/08/23 の神戸新聞、正平調 に むのたけじ さんについて書かれていたので、転載いたします。
(神戸新聞、正平調より転載)
”カール・クラウスという反権力者がいた。1874年生まれ。三十数年、ウィーンでひとり雑誌を出し続けた。題名は「ファッケル」。炬火(きょか)、または、たいまつと訳される◆第1次大戦に熱狂する世を冷ややかに見つめ、兵を送り出すために使われた「名誉の戦場」という言葉のウソを糾弾した。ナチス政権の誕生にも戯曲「リア王」の一節を引き警告している。「最悪だと言える間、それは最悪の事態でない」(池内紀(おさむ)著「カール・クラウス」)◆戦争報道への加担という十字架を背負って、この人も反戦の火を高く掲げた。「戦わないという戦いのために、生涯戦い続ける」と宣言したジャーナリスト、むのたけじさんが101歳で亡くなった◆朝日新聞をやめ、戦後、ふるさとの秋田で小さな新聞を出したのがクラウスと似る。題名も「たいまつ」。政治や社会にウソはないかと観察し、最近は「積極的平和主義」という首相の言葉に怒った◆「戦わないという戦いは、武器をとって戦う以上につらい」。平和71年。彼の書いてきた文がいま重みを増す。「希望を希望するなら、絶望に絶望せよ」「忘れることの恐ろしさを忘れている間は同じ災いが繰り返される」◆時に火はか細く揺れながらも燃え続けた。たいまつをリレーするのはほかでもない、わたしたちである。”