アカオネッタイチョウ(赤尾熱帯鳥)のことをハワイ語でコアエウラと言います。
その優雅に飛ぶ姿はハワイの海鳥の中で最もエキゾティックな鳥の一つです。
カモメに似ています、中央の尾羽が赤く細長くムチのようによくしなります。
くちばしは赤、眼の周りに黒い模様があります。
日本では絶海の孤島(小笠原諸島の西之島,南硫黄島,南鳥島)で繁殖している
そうですが、ハワイでは普通に見らます。
海岸の崖(がけ)などに巣をつくり、海岸近くで魚やイカ、エビなどをエサにして
いるそうです。環境省のレッドリストの絶滅危惧IB類に指定されています。
<この日の海は台風の余波で大波が打ち寄せています>
アカオネッタイチョウの長さは尾羽を含めると約100cm、翼の幅は110cmぐら
いです。
ハワイアンを含むポリネシアン民族はアカオネッタイチョウの赤い尾羽を帽子や
シンボルに使っていたそうです。
ハワイでは赤は貴族を象徴する色ですので貴重な羽として認められていたよう
です。太平洋の海原を航海するポリネシアンはこの鳥の習性を知ることにより、
ナビゲートする際に役立てたとのことです。
<今年の春にコナ空港で撮った飛行機です。垂直尾翼の赤丸内をご覧ください。鳥の姿とTropicBirdと
書かれています>