今回はアカアシカツオドリです。英名Red-Footed Boobyでハワイ名'A(ア)
と読みます。
<遙か沖合を飛んでいくアカアシカツオドリです。この距離では328+1.4テレコンでは少々辛いです>
アという名前の語源は鳴き声が「ア」と聞こえるからです。鳴き声を一度聞い
たらハワイ語の名前もすぐ覚えられますね。カツオドリと聞くと鰹をエサにする
鳥とよく思われますが、実際はそうではありません。この鳥の喉ではとても鰹は
のみこめません。ではなぜかというと、鰹とカツオドリが同じ魚を食べるからです。
漁師さんにとってはこのカツオドリは鰹の居場所を知らせてくれる大切な鳥なの
です。
<2羽そろって近づいてきてくれましたが、まだまだ遠かったです。>
<海面すれすれを飛んでいく3羽です。先頭は幼鳥かも>
英名のBoobyの意味は、「間抜け野郎」です。飛んだり泳いだりは得意でも、陸
上を歩く事が苦手なカツオドリは、昔、船乗りたちによって簡単に捕まえられ食糧
にされてしまったそうです。日本では「アホウドリ」が同じような理由で名付けられ
ています。
<マカプウで撮った3羽です。えさ探しに海に向かって出勤していきました。>
オアフ島ではこのアカアシカツオドリが島の南東部に多すんでいます。その数およ
そ千羽がモーカプ半島のウルパウヘッドに生息しているとされています。毎朝アカ
アシカツオドリがウルパウヘッドから飛び立ち、マカプウの丘の下を通って海に出
かけ魚を探します。マカプウがアカアシの通り道です。