鳥撮り's blog

自宅周辺の野鳥を撮りためました

オアフ島の鳥たち vol.3.シロアジサシ(マヌオクー)

2014年09月15日 | 野鳥

百舌鳥八幡宮の布団太鼓奉納祭も無事に終了しました。両日ともお天気が良くて、

宮入宮出ともに多くのギャラリーの皆さん方に堪能していただけたことと思います。

やはりギャラリーの方々の声援が我々担ぎ手のエネルギーになります。藍鼓会

(中百舌鳥町の布団太鼓担ぎ集団の名前で「あいこかい」と読みます)の皆さん、

お疲れ様でした。

 

太鼓蔵の中百舌鳥町親太鼓です。これから宮入のセレモニーが行われます。

私と同年代のメンバーです。同じ年代のメンバーの結束は非常に強く、左の方は

布団太鼓が担げなくなっても交通担当をして我々を支えてくれています。みんなに

感謝です。

私ごとですが、長年布団太鼓を担いでいますが、今年初めて少々大きな怪我(太

鼓の担い棒とフェンスの間にはさまれて、右目の目尻を切り、出血を伴う怪我で

す。)をしてしまい、皆さん方に迷惑をかけてしまいました。来年は今年のような

不祥事がないようにがんばります。

 

さてオアフ島の鳥ですが、シロアジサシ(ハワイ語ではマヌオクーとよばれます)。

の紹介です。シロアジサシはホノルルの都市部で見られるハワイの在来種です。

ハワイ繁殖する在来鳥類の多くは絶滅してしまい、ほとんど都市部で見ることは

できません。シロアジサシという、真っ白でなかなか美しい海鳥です。

 

ワイキキの浜辺上空をエサの小魚をくわえて飛ぶ姿です。

つがいで飛ぶ姿もよく見かけます。

見事なホバリングを見せてくれました。

シロアジサシは、海でエサを採りますが繁殖は陸の樹上で行われます。カピオラ

ニパーク(ホノルル動物園のすぐそばです)といった都会の公園の木の股に卵を

1個を産んでそこで育てます。

カピオラニ公園のひな鳥です。ご覧のように巣というものがありません。

巣を作らず、これでよく卵が落ちないなと感心します。成鳥もよく町中やワイキキの

浜辺の上空を飛んでいるが観察できます。

 

2007年4月2日、マヌオクーは『ホノルル市の鳥』に制定されました。マヌオクーが

純白の鳥で自然の美・純真・静穏・平和を象徴していること、ハワイの主な島では

ホノルル市のみを生息地としていること、古代ポリネシア人の航海案内役であった

こと、国際条例や州・国の法律で守られている世界平和と親善のシンボルであるこ

となどが理由だそうです。

 

 


オアフ島の鳥たち vol.2.シリアカヒヨドリ

2014年09月09日 | 野鳥

シリアカヒヨドリは、国際自然保護連合(IUCN)の種の保全委員会が定めた『世界の侵略的

外来種ワースト100』の一つに選ばれている鳥で、 熱帯のアジアが原産です。

1950年代の中頃にオアフ島で無許可に放されたことがあって以来、オアフ島では外来種と

して定着していて、農作物に深刻な被害を与えているそうです。とりあえず、とんでもない鳥

ということですね。

近くの公園で見かけたシリアカヒヨドリです。

全長およそ21cmで 雌雄同色です。和名、英名ともにその名のとおり赤色のお尻が大きな

特徴です。頭部は黒色で、短い冠羽があります。

オアフ島のあちこちで普通に見られる鳥で、電線や木の枝などに止まっています。

都市部だけでなく、田舎町や山間の森にも多く生息しています。

ホノルル動物園内で見かけたシリアカヒヨドリです。人慣れしていて図々しいくらい近寄って

きました。

同じくホノルル動物園での撮影です。


オアフ島の鳥たち vol1.コウカンチョウ

2014年09月07日 | 野鳥

Red Crested Cardinalです。和名はコウカンチョウ(紅冠鳥)といい、身体が小さく

赤い頭と冠毛、白い腹、黒い羽と黒い目をした スズメ目ホオジロ科の鳥です。 特に、

赤(Red)いトサカ(crest)が目立ち、英名ではRed-crested Cardinalと呼ばれます。
オアフ島には日本のスズメのようにいたる所にいます。TVのCMでご覧になった方も

多いのでは?どのCMかというと日立の「不思議発見」に日立の木が出てきますが、

その時に木にいるコウカンチョウが4,5羽出てきます。    

結構性格が図太く、ハワイではベランダやカフェで食事をしていると(特にパンが好き

なようです)何度追い払っても性懲りもなく近くにやってきてはパン屑を漁って逃げて

行きます。ハワイ島ではこの鳥を見かけませんでした。

 

ホテル近くの公園にいたコウカンチョウです。地面におりてエサを探していました。

同じく公園で撮りました。枝止まりのコウカンチョウです。陽が当たって白と赤のコント

ラストがきれいですね。

ホノルル動物園にいたコウカンチョウです。ここの鳥は人慣れしすぎて30cmくらい

まで近づいてきます

 ハワイ島にはコウカンチョウによく似たYellow Billed Cardinal和名はキバシコウカ

ンチョウがいます。キバシコウカンチョウにはCrest(かんむり)がなく、まるで赤い水泳

帽をかぶっているようです。また名前の通りにくちばしが黄色です。

ハワイ島で撮ったキバシコウカンチョウです。コウカンチョウとの違いがおわかりに

なりますか?


双方の鳥ともブラジルから移入してきたとのことです。


祭りまで2週間をきりました

2014年09月02日 | 日記

今回は鳥の紹介の予定でしたが、まもなく行われる百舌鳥八幡宮の布団太鼓奉納祭の

紹介をさせていただきます。

百舌鳥八幡宮の布団太鼓奉納際は中秋の名月にあわせて催されます。百舌鳥の各町

自慢の布団太鼓を担いで次々と百舌鳥八幡宮に宮入をします。例年この時期に百舌鳥

各町には祭礼用の提灯が吊られ、祭りムード一色です。

布団太鼓を初めてご覧になる方もあると思いますが、あまり堺市以外の皆さんには知名

度は高いとはいえません。布団太鼓の名前の由来ですが、画像をご覧になればお判りに

なると思います。赤い布団をかたどった(中身はありません。空洞です)ものが5枚積み重

ねられて、まるで布団を重ねたように見えます。重さは約3トンあり、担ぎ手約60名が年代

ごとに約70mを責任持って担ぎます。各町には親太鼓、子太鼓の2基あり、中百舌鳥町の

子太鼓は中学生が担ぎます。親太鼓1基がおよそ1億5千万程度ですので、各町の宝物

です。

中百舌鳥町の子太鼓です。

親太鼓です。先週の日曜日に町内で小雨の中、試験担ぎが行われました。担ぎ手は青年

団です。

同じく親太鼓です。担ぎ手はA班(若い年代の皆さんです)。ちなみに私は年寄り組の年長

グループC班の所属です。

祭りのスケジュール表です。中百舌鳥町はちょうど夕刻の宮入となり、太鼓台には

照明がつきますので、綺麗な太鼓台をご覧いただけると思います。皆さん方に喜で

いただけるように今年もがんばります。