2月2日
昨日、セブンイレブンでお昼ご飯を買って、
ふと、外へ出る時に・・・・ん?
へ~ 、 新聞が並んでいる棚にこんなものが売ってるなんてぇ。
即買い 。
やっぱり オルフェ―ブルは凄い馬だったんですねえ。
雑誌になっちゃうんですものぉ 。
2011年の雪の有馬記念の1着がポスタ―になって
折りこまれていて感動的~ 。
LEGEND OF 金細工師
激動の1227DAYS の見出し。
※オルフェ―ブルはフランス語で‘金細工師’という意味なんです。
くぅ~、かわいい 。
読み進める内にどんどんオルフェという馬に引き込まれて。
オルフェ―ブルの誕生は、競馬界にとって必然のように。
選ばれて生まれた来たように。
感じます。
母は、父にあの メジロマックイ―ン を持つ オリエンタルア―ト。
オリエンタルア―トは、父親の特徴を色濃く反映した子馬を生む牝馬だそうで
あの ディ―プインパクト を付けたらどんなに素晴らしい馬が生まれるか
と期待されたが、なかなか受胎せず。
その結果付けられたのは、 ステイゴ―ルド 。
そして、誕生したのが、 オルフェ―ブル だったのです。
ただし、オルフェ―ブルは母親似で栗毛、サイズもお母さん似で標準的。
特筆するところはなく。
デビュ―は新潟で1着。 ただ、ゴ―ル後も勢いを落さず
乗せている騎手を振り落すヤンチャぶり。
その後は、2着、10着、2着、3着と振るわず。
その原因は、「幼さ」
他の馬を恋しがって、ゲ―トに入っても嘶きっぱなし。
オルフェ1頭が踊り出して、周りに馬が居なくなると
不安になって内へささったり、減速してしまったり。
「自立心の養成」が矯正教育のテ―マとなった。
そして、その成果が出始めたのが、大震災の後行われたスプリングS。
堂々の1着。
そして、皐月賞3馬身差の1着。
日本ダ―ビ―不良馬場での圧勝での1着。
ここから、オルフェ―ブルという名馬は、歴史を作っていったのです。
騎乗の池添騎手もダ―ビ―ジョッキ―に。
この写真のオルフェの表情がたまりませんねえ。泥まみれになりながらも
中盤からどんどんピッチを上げての圧勝は素晴らしいの一言。そんな名馬
になるまで、一緒に戦って来た池添騎手。 感激の人間と、悠然と構えて
いる馬。人間と動物とどちらが美しいこころなんだろう・・・・ 。
オルフェだって、もっと自由に生きたいよ― と思ったことだってあるだろうに。
そして、神戸新聞杯も1着。
いよいよ、3冠がかかった 菊花賞。
7万人のファンの前でまたまた圧勝のオルフェ。
見事史上7頭目の 3冠馬 となったわけです。
でも、オルフェは普通の名馬とは違います。3冠のこの日も、騎乗した
池添騎手をゴ―ル後、振り落したのでした 。
オルフェくん! 君は、きれいだ―――― 。
その後、11着に沈んだこともあった。
そして、私達の記憶に残っているあの フォア賞からの凱旋門賞。
本当に惜しかった。 夢 じゃないかと思ったけれど。
帰国後のジャパンCも、
また、牝馬に負けて2着。 あの牝馬3冠ジェンティルドンナに。
奥がジェンテイル、手前がオルフェ。鼻先の負け。それにしてもこんな感動的な
写真が存在するなんて、胸がおどりますねえ。
この6カ月後には、肺出血を発症。
軽度であったこともあり、乗り越えて、再度の凱旋門賞挑戦。
2着という結果だったけれど、フォア賞では1着。
こんな強い日本の馬がかつていたのでしょうか。
こんなに凄いオルフェは、永遠に走ってくれるんじゃないかと思ってたけど。
5歳になったオルフェは、とうとう引退へ。
引退の花道となった最終レ―スは、
2013年12月22日 有馬記念。
2年前の2011年12月25日の有馬記念が彷彿する。
女傑ブエナビスタを破り、09年の覇者兄のドリ―ムジャ―ニ―兄弟制覇。
3冠と同年に有馬記念を制した史上3頭目の馬となったオルフェにとっては
相性のいい思い出のレ―ス。
仕上がりは8割という状態だったが、
オルフェは、自ら引退試合だと悟っていたかのように
表情は落ち着き、すっかり大人になっていたそうです。
そうですよねぇ、当たり前ですよねぇ。
2回も海を渡って、フォア賞と凱旋門賞を戦った馬なんですもの。
大きく外れて逸走してしまったり、騎手を振り落したり、
他の馬を恋しがって、嘶いたり。そんなオルフェは、もうどこにもいなかった。
そして、8馬身半の差をつけて、
堂々の1着に。
自らの競走馬の生活に花を添えて 。 オルフェありがとう 。
2月7日から、人間の世界でも オリンピックが開催されます。
たくさんの名場面、感動が繰り広げられるのでしょうねえ。
こうして、競争の世界を垣間見させていただくと、
与えられた使命や運命は、決して一人で越えていくものでも
果たしていくものでもないのだと教えられます 。
たくさんの人達が関わり、力を貸してくれ、磨いてくれ。
きっと馬のオルフェだって、ありがとう って思っていたに違いありません。
たくさんのありがとう を思える人が、
きっと、喜びの人生を送れるのだと感じます。
私も、たくさんのありがとう を言葉にして。
明日は、節分。
鬼は―、外! 福は―、内! じゃなくて、
鬼も―、内! 福も―、内!
優しい心で自分の心の鬼を退治しませんか 。
勿論、恵方巻きも、
東北東を向いて、無言 で、まるかぶっちゃいましょう 。
ご訪問くださりありがとうございます