風と花とわたし 〜

日常のささやかな喜びの輪を広げて・・・RING、リング♪ ring!

戻る日常とまた、お会いできるその日まで

2022-06-18 10:22:48 | 日記

2022年6月18日

 

 

 

最近、ビヨウヤナギをあちこちで見掛けるようになりました。

生育範囲を広げているような。

代々木公園前のビヨウヤナギも何箇所にも増え、

 

   

   花びらは落ちつつも、沢山の花を付けて楽しませてくれています

 

代々木公園広場も賑やか

人々の足取りも今迄と違い軽快です。

前日に不思議な光景だったあの場所も

 

ピクニック状態でした(^^) マスクを外す時期も近づいて来ましたね。

そんな和やかな日常。

今週は身内のことも重なり、仕事場では毎日のように外部との打ち合わせが

入り、次々と待ち受ける人とのコミュニケーションでエネルギー消費過多に

。心が若干重くなっていたよう。

ひとりで歩く並木道。大きな木が豊かな葉を一層繁らせて、天からしっかりと

包み込んでくれているようで、私の心の疲労を全部吸い取ってくれました。

 

そして、一番の気掛かり。

もう8年位になるでしょうか。

お隣の職場の方が退職されて。

 

御年75歳。

長い闘病生活に幕を引かれたという知らせ。  

驚きました…

今夜がお通夜。明日が告別式。

今夜なら、仕事終わりに伺える。

喪服一式を持って午前中にひとつ終え、その足で出勤。

 

心の中で思い出が次々と蘇り。

 

東日本大震災の時

まごまごしていた私に早く出なさい!と激を飛ばしてくださったり。

奥様と同じ合唱団で活動していた時

なかなか難しい性格なんだけど(奥様が)、よろしく頼むね

と奥様への愛情たっぷりのお顔で声を掛けてくださったり。

退職されて1年目に訪ねて来てくださった時

俳優に戻られて、雰囲気がガラリと変わり、

それまで知らなかった一面を見せていただき驚いたり。

 

思い出は限りなく。懐かしく哀しく切ない。

 

式場に到着すると既に沢山の方々が弔問にいらしていて、

まだ10分程しか経っていないのに次々と有に200人はいらっしゃって。

私達は先生とお呼びしていましたが、

先生のお人柄と人脈の広さに驚くと共に、

遺影の先生はあの時と変わらず、優しい微笑み。

来てくれたのか。と言ってくださっているようで。

  

胸がいっぱいになりました。

 

お別れをさせていただけて、本当に良かった。

心から感謝でした。

 

葬儀は、亡くなった方を安らかにお送りすることだけでなく、

通夜、告別式、火葬と順々に執り行うことによって、

残された現世を生きる私達の悲しくやり切れない気持ちを少しでも整理し、

前を向いて生きていけるようにとしてくれるものと感じます。

 

心を大きく豊かに。

私も命はつるその日まで。

感謝で命を紡ぎます。

先生、ありがとうございました。

また、お会いできるその日まで。

 


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