2021年1月20日
一年で1番寒い大寒を迎えて、
寒さがやっとやって来た。という感じの我が地元。
寒さで、空は真っ青に晴れ渡っている。
ちょっと気になっていた高台にある寺院。
住宅街の中を入って行くと一本の川を隔てたその奥に、
こんな淋しい所に似つかわしくないような立派な山門。
右側に
左側に
武蔵野観音霊場 第21番礼所。奥多摩八十八ヶ所霊場 第69番礼所。立派な霊場だったのだと驚き。
そびえ立っているけれど、登ってみる階段はとても緩やかで優しい。鐘楼門をくぐる。
南無大慈大悲観世音菩薩 本堂に。
開創80周年は調べてみると昨年だったよう。ただ、コロナで多くの
催しを中止にされたようで。
曹洞宗 高正寺 本尊は聖観音。いつも私達を観ていてくれて、救いの声(音)を聞けば瞬く間に救済してくれる。
そんな利益を求め、また、日々の感謝を捧げに鐘楼門をくぐり、更に様々な想いを胸にお参りをされて来たのでしょう。私も合掌。
境内は静かで、小さくともやはり別世界。祈りの場なのだ。
耳と心を澄ませたくなる。音を声を聞きたくなる。
振り向くと、両端を空に向かって力強く延ばしている姿と青い空が
祈りで澄んだ心を大きく豊かにしてくれる。
眼下には沢山の人生が。
そして、洗われた私の心は人間であっても眼下の街を見ていると、みんな大丈夫? 苦しくないか、悲しくないか。と右に左に前方にと、眼と心を運ばせる。
子育て地蔵。世の中の沢山のお母さん達が苦しいな辛いなと思った時に、
どうぞよろしくお願い致します。大丈夫、大丈夫。お母さんあなたは一生懸命
頑張ってるよ。君も(赤ちゃん)いい子だ。いい子だね。
住宅との境に流れる川の水量はほとんどないけれど
氷へと寒さを実感として教えてくれた。寺院では、この大寒に、氷を割って水行をし寒の修行をされ、他のためにと祈り、己の祈りを研ぎ澄ませる所もたくさんあるという。
参道を下りると
そう、ずっと気になっていた。端の小さな文字は見落としてた。
15分程の滞在だったけれど、訪れて良かったな。
最寄り駅は西武池袋線仏子駅。あの看板?から5分ほどの所。
駅前は何もないけれど、
仏子駅は上り池袋。下り飯能の線路に加え1本多い。
そこに、001系ラブューや以前は10000系ニューレッドアロー号
が停車している時があり、巡り合わせると何だか旅行している
ような楽しい気分で、ちょっとリフレッシュ。
ホーム上に到着すると、あっ!カワイイ。
ラッピング列車でコラボしているコウペンちゃん。
電車の音に振り向くと
おー!ドラえもんの映画上映とのコラボ列車。ドラえもん号という列車もある。そちらは、中まで全部ドラえもん。池袋線では運行されておらず、新宿線中心に運行。
1本奥に停車していると広い空間が旅行気分に誘ってくれ、高揚感が半端ない。
この長い長い連結が更に旅情を誘う。
冷たい風と真っ青な空と清らかな空間。
2月に移る前に心を整えられたひと時となった。