2021年1月21日
今日も人出の多さは変わりなく。
しっかり仕事を終えて、
気を付けないと・・と呟きながら、
そそくさと足元だけをじっと見つめ原宿駅へ。
改札口。
到着して、ほっと顔を上げると、
あっ・・・
旧原宿駅舎の外壁がすっかりなくなっている。
あそこを人に揉みくちゃにされながら、歩いてたなぁ。遠い思い出。
そして、あの三角屋根の上の風見鶏。とうとうなくなった。
大正末期に建てられた木造駅舎。戦火をくぐり抜け、オリンピック、竹の子族など、97年の時を見続けた駅舎。
解体されてしまうのも時代の流れといえばそれまでだけれど、
立派に役目を終えて次代に繋いでいるのだと、
淋しさの中にも期待と感謝の念が湧いて来る。
お疲れ様。ありがとう。
そして、ああ、人間も同じだな、とそっと呟く。