妻に保険をかける
金目のありそうな女を妻に選ぶ
その妻の死を 願う
妻の家族に会う
資産家の妻の家族の 死を願う
つい口をついてでる
財産はどれだけあるのだ
すこしでも世話をすれば
あの物件の名義を要求する
車を買えという
表面上は親切だ
とくに一緒に生きるぶんには
ふつうだ
心の中はどうか
良心ではなく
駆け引きで 親切にするのだ
心のなかでは
妻の死をねがっている
妻の一族の死をねがっている
そのときは、ねこそぎ取れるだけの
証拠を握っておこうと決意している
自分にはその権利があると思っている
こんな人が、家族を心の中で義務と思い
その一方で 家族の死によって得られる財産を権利を思う
そんな家族感で生きている
父親が娘にかけた保険で財産をつくり
母親の父 祖父にかけた保険で財産をつくり
職業をもたなくても 家を2軒建てた
職業をもたなくても
新車を買った。